ガイドブック
2009年7月22日の「中国・トカラ皆既日食」を徹底的に楽しむために、日食を安全に観察する方法や、皆既日食の美しさを写真やビデオに残す手順などをフルカラーの記事で解説しています。
さらに「日食はどれほど珍しい現象なのか」「皆既日食と金環日食が見られるのはなぜ」といった基礎知識や、過去と未来あわせて100個の日食を紹介する「日食タイムトラベル」などを収録し、日食の総合的な資料として活用できます。
日食カウントダウン
解説:石井 馨(日食情報センター)
部分日食を安全に見る
日本全国で見られる部分日食は、観察方法を間違えるとたいへん危険です。使って良い/使ってはいけない道具を具体的に説明。日食を観察するすべての方にとって必読の記事です。
解説/大越 治(日食情報センター)
皆既日食をビデオに撮る
小型化・高機能化したビデオカメラで日食を撮影し、パソコンで編集して映像作品にまとめるのも選択肢の1つです。現場の臨場感をそのまま伝えるために必要な準備と手順を解説。
解説・作例/唐崎健嗣(株式会社ホットスター)
コロナの微細構造を画像処理で再現
コロナは輝度差が大きく、実際に目で見るのと同じような姿を写真に残すのは困難ですが、特殊な画像処理によりコロナの微細構造を再現する方法を解説します。
解説/塩田和生(日食情報センター)
皆既日食を楽しみ尽くすための エクリプスナビゲータ 2 ガイド
皆既日食の観察や撮影では、数分間で起きる目まぐるしい変化に対応しなければなりません。しかもチャンスは一度きり。そこで、日食を高精度で計算、多角的に分析して美しく表示できるシミュレーションソフト「エクリプスナビゲータ」の出番です。
解説/川村 晶
日食タイムトラベル/過去編
1872年(明治五年)から2009年までの55回の皆既日食や金環日食のようすを、国立天文台収蔵の貴重な資料や日本のアマチュア天文家による観測記録をもとにふり返ります。
解説/大越 治(日食情報センター)