宇宙の美しい星空と天文現象を再現する
天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータVer.9」を発売

1億3500万個の星と数々の新機能を搭載

【2010年8月11日 株式会社アストロアーツ】

天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」や天文雑誌「月刊星ナビ」など、天文関連プロダクツの開発会社である株式会社アストロアーツ(東京都・渋谷区 代表取締役社長:大熊正美)は、Windows用天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ Ver.9」を、2010年8月26日より全国家電量販店、望遠鏡ショップならびに国内販売代理店を通じて発売いたします。価格は15,750円(税込)です。

(ステラナビゲータ Ver.9パッケージ画像)

ステラナビゲータは、過去、現在、そして未来の星空で繰り広げられる日食・月食、流星群などのさまざまな天文現象や未体験の宇宙旅行をパソコン画面に再現する天文シミュレーションソフトウェアです。日時と場所を変更して、星座が季節に応じて移り変わっていくようすや、月や惑星が星座の中で移動するようすなど過去から未来へと20万年の星空をご覧いただけます。星空の解説や星の話をプラネタリウム番組で見たり、天体事典で星雲・星団や彗星について調べたりできますので、星と宇宙に親しむための総合ツールとしてご利用いただけます。

ステラナビゲータは、天体観測でのご利用や星空を見て楽しむ方まで幅広い層でご利用いただいております。1992年初版発売以来、これまでに30万本以上を出荷しており、日本国内における天文シミュレーションソフトウェアのスタンダードとなっています。「ステラナビゲータ Ver.9」の初年度目標出荷数は3万本を見込んでおります。

本バージョンでは、「標準」の他に、特定の用途に特化した「観望」「星座早見」「撮影」「日食・月食」「望遠鏡制御」「フライト」の6つのスタイルを用意し、星図の表示方法をワンタッチで切り替えることで、操作性の向上をはかりました。スタイルを「フライト」にすると、地球を離れ、太陽系や恒星間を自由に飛び回ることができ、小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還などを眺めることも可能です。

あらたにUSNO-A2.0データ(サブセット版、約17等まで1.35億個の恒星データ)、GCVS(約4万個の変光星カタログ)、WDS(約10万個の二重星カタログ)を収録し、準惑星も表示。探査機に「あかつき」「メッセンジャー」を追加し、既存の探査機もさらに長期にわたる位置表示が可能となりました。

また、天体画像と星図を重ねて、撮影した写真を星図の一部にしたり、写っている星を調べたりするのに役立つ「画像マッピング機能」を実装しています。さらに、大幅に強化されたモノクロの印刷機能では、二重星や変光星、天の川の表現など、従来の紙の星図に迫る美しい星図を出力することができます。

その他にもユーザからの要望が多かった天体の出没表を実装し、太陽や月、惑星、人工衛星などの出没時刻を一覧することもできます。さらにGPS連動やASCOM対応の望遠鏡制御などの新機能を搭載しています。

なお、「ステラナビゲータ Ver.9」の発売にあわせ、基礎的な天文知識の習得からステラナビゲータのさまざまな使い方を操作手順付きで解説した、『ステラナビゲータVer.9公式ガイドブック』価格4,725円(税込)も同時発売いたします。本書は個人から授業の補助教材としての利用まで幅広く活用していただけます。「ステラナビゲータ Ver.9」について詳しくは、http://www.stellanavigator.com/をご参照ください。

〈主な新機能〉

スタイル機能で星図の表示をワンタッチで切り替え

「観望」「星座早見」「撮影」「日食・月食」「望遠鏡制御」「フライト」の各スタイルで目的別の星図を表示することで操作性を向上させています。たとえば、スタイルを「日食・月食」にして、光跡を残しながら時刻を進めて地球の影の中を通過する満月を再現します。これから起こる日食・月食は「会合検索」でリストアップすることができます。

スタイルを「望遠鏡」にすると、星図ウィンドウ中に望遠鏡をコントロールするための制御ボタンが表示され、星図を見ながら天体の自動導入を行うことができます。

スタイルを「撮影」にすることで、構図検討やモザイク合成設定、ガイド星確認などを効率よく行えます。写野の90度ごとの回転や、写野拡大もワンクリックで操作することができます。

リボンバー、星図内ユーザインタフェースの採用

さまざまな設定のためのボタン類を、種類ごとにタブ方式でまとめて切り替える「リボンバー」で表示し、高機能をコンパクトに実装しました。

よく使うボタンやスライダーを星図内に配置して、使いやすく簡単に操作できます。

印刷機能を強化し、美しい星図をプリントアウト

美しく使いやすいモノクロ星図を出力します。観測や撮影にPCのモニタ上で表示されている星図を印刷して持ち出すのに便利です。星の明るさによる星の大きさや変光星、二重星などの表現も「紙の星図」を意識した仕上がりとしています。

天体データの追加

あらたにUSNO-A2.0データ(サブセット版、約17等まで1.35億個の恒星データ)、GCVS(約4万個の変光星カタログ)、WDS(約10万個の二重星カタログ)を収録。

また、準惑星を表示、探査機に「あかつき」「メッセンジャー」を追加。「はやぶさ」など既存の探査機もさらに長期の位置表示が可能です。

画像マッピング機能を搭載

自分で撮影した天体写真をドラッグ&ドロップしてステラナビゲータの星図に重ねて表示することが可能です。 自動位置合わせ機能で位置と回転角を微調整します。画像の明るさやコントラスト、透明度の調整、複数の画像の重ね順も設定できます。天体写真の構図検討や天体の同定にも活用でき、新天体の捜索にも役立ちます。

ASCOMの望遠鏡制御、GPSに対応

より幅広い機種の天体望遠鏡で自動導入などの制御が可能です。 また、PCに接続したGPSにより現在位置と時刻を取得できるため、移動観測が便利になります。

〈製品について〉

  • 製品名/「ステラナビゲータ Ver.9」
  • 価格/下記参照
  • 発売日/2010年8月26日(予定)
  • 動作環境/
    対応OS:
    Windows XP(SP2以降)32bit 日本語版/Windows Vista/7 32bit、64bit 日本語版
    CPU:
    Intel Pentium 4相当以上
    メモリ:
    空きメモリ256MB以上(OSが快適に動作すること、1GB以上のメモリ実装を推奨)
    グラフィック機能:
    解像度1024×768ドット、65,536色以上が表示可能なカラーモニタ(1280×1024ドット以上を推奨)
    DirectX 9.0c以上に対応した3Dハードウェアアクセラレータ
    64MB以上のビデオメモリ(128MB以上を推奨)
    ハードディスク:
    空き容量1GB以上(すべての機能をインストールするには約6GBが必要)
    ディスク装置:
    DVD-ROMドライブ(インストール時に必要)
    その他:
    望遠鏡等の接続には、接続機材に対応したUSB、LAN、シリアルポートが必要
  • 開発・発売元/株式会社アストロアーツ

〈価格〉

製品名価格
ステラナビゲータ Ver.9 15,750円(税込)
ステラナビゲータ Ver.9 公式ガイドブック 4,725円(税込)
ステラナビゲータ Ver.9+ステラナビゲータ Ver.9 公式ガイドブック 19,950円(税込)

※公式ガイドブックは、定価4,725円(税込)で、全国家電量販店、望遠鏡ショップ、オンラインショップでお求めいただけます。

※7月2日より「ステラナビゲータ Ver.8」をご購入いただいたお客様を対象に、無償アップグレードを実施しております。

〈サンプル画像〉

各画像はクリックすると拡大画像をご覧いただけます。

パッケージ

(パッケージ画像)

画像マッピング

(画像マッピングのサンプル画像)

クイックアクセスバー

(クイックアクセスバーのサンプル画像)

観望スタイル

(観望スタイルのサンプル画像)

星座早見スタイル

(星座早見スタイルのサンプル画像)

撮影スタイル

(撮影スタイルのサンプル画像)

日食・月食スタイル

(日食・月食スタイルのサンプル画像)

望遠鏡スタイル

(望遠鏡スタイルのサンプル画像)

フライトスタイル

(フライトスタイルのサンプル画像)

惑星や衛星の表面の模様をリアルに表現

(木星とカリストの画像)

星図の印刷

(印刷例)

〈株式会社アストロアーツ 会社概要〉

本社:
東京都渋谷区
代表取締役:
大熊正美
設立:
1981年7月
資本金:
4,250万円
従業員数:
20名
URL:
http://www.astroarts.co.jp/
事業内容:
天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」シリーズ、天体画像処理ソフトウェア「ステライメージ」シリーズの開発 、デジタルプラネタリウム「ステラドーム」の開発
天文雑誌「月刊星ナビ」、「天体写真撮影テクニック」「アストロガイド星空年鑑」などの天文関係ムックシリーズの発行
ウェブサイトでの天文情報発信

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社アストロアーツ 広報/宣伝部 担当:大日方(おびなた)/本田(ほんだ)

電話:
03-5790-0871(代)
FAX:
03-5790-0877
E-mail:
press-info@astroarts.co.jp
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