月を見よう

組み立て望遠鏡で観察しよう

月をながめるだけでは、クレーターなどの豊かな地形を見ることはできません。望遠鏡で、もう少し月面に迫ってみませんか?

月の地形を楽しむために、いきなり大きな望遠鏡を買う必要はありません。まずは、おこづかい程度で購入できる手軽な組み立て式望遠鏡を使ってみましょう。

星の手帖社製の「10分で完成!組立天体望遠鏡」は、文字どおり約10分くらいで組み立てることができる望遠鏡キットです。はさみや接着剤も不要なので子供でも安心して組み立てられます。

1 組み立て開始!

キットを展開した写真

まずはパーツがそろっているかを確認しましょう。工具は必要ないから子供でもかんたんに組み立てられます。

2 接眼レンズ側を作る

接眼部組み立て

最初の組み立ては接眼部です。接眼レンズは3種類で、それぞれふくろに入ってます。ふくろから取り出すときに落とさないようにしましょう。


レンズの持ち方

レンズをあつかうときは、表面に指紋をつけないようにレンズのはしを持つようにしましょう。


接眼レンズの向きに注意

接眼レンズの向きに注意!説明書で確認しましょう。レンズと視野絞りをセットしたら接眼筒を合体します。


目当てをはめ込む

接眼筒を合体させたら、目当てを奥までしっかりはめこみましょう。これで接眼筒部分ができあがりです。


3 対物レンズ側を作る

対物レンズ

対物レンズをふくろからとりだして、黒い輪ゴムのような対物Oリングをレンズのまわりにはめこみます。レンズに指紋がつかないよう注意しましょう。


対物レンズを鏡筒にセット

対物レンズを鏡筒本体にセットします。このときレンズの向きに注意してください。はりあわせた厚いほうを内側にします。


ナットはめ込み

鏡筒の下に、三脚取りつけ用のナットをはめこみます。


鏡筒合体

鏡筒本体に、先に組み立てた接眼部をネジにあわせてはめこんだら、鏡筒を合体します。


鏡筒押さえをはめこむ

合体したあと、鏡筒の両端に2個の鏡筒押さえをしっかりはめこみます。


ナット押さえをはめこむ

鏡筒の下のみぞにナット押さえをはめこみます。


これで基本的な組み立ては完了です。一度、望遠鏡を外の景色に向けてテストしてみましょう。ピントの合った倒立像が見えないときは、組み立て図を見直して再度組み立てます。

「10分で完成! 組立天体望遠鏡」について

10分で完成! 組立天体望遠鏡対物レンズは口径40mmのアクロマート、アイピースは3群3枚構成のプラスティックレンズを採用。ピント合わせは回転ヘリコイド式。倍率15倍、見かけ視界33度、カメラ三脚への取付用ネジ穴も装備。小冊子「天体観察ガイドブック」が同梱された初心者向け望遠鏡付き書籍。