ギャラッド彗星(C/2009 P1)
2009年8月に発見されたギャラッド彗星(C/2009 P1)が、2011年9月ごろから2012年の3月ごろ7等級前後になると予想されています。双眼鏡で長期間にわたって楽しめそうです。
ギャラッド彗星の見つけ方
ギャラッド彗星(C/2009 P1)は、一晩中北の空に見えています(2012年3月現在)。明るさは6〜7等と予想されています(位置推算表)。
天球上ではりゅう座〜おおぐま座を移動しています(2012年3月現在)。
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観察、撮影してみよう
見え方がわかったら、実際にギャラッド彗星を観察してみましょう。予想では6等台まで明るくなりそうですが、「同じ明るさ(等級)でも彗星と恒星では見え方が違う」ので注意が必要です。彗星はボンヤリと広がった姿をしているので、たとえば明るさが6等級だとしても、恒星のような点光源の6等級よりはずっと暗く感じられます。
双眼鏡を使うと肉眼よりも暗い天体まで見えるので、ボンヤリと広がった彗星も見つけやすくなります。また、天体望遠鏡よりも視野(見える範囲)が広いので、目印になる周りの星と見比べながら彗星を探すことができます。観察の際には、手ブレを防止するために、三脚に取り付けるとよいでしょう。
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彗星の撮影にもチャレンジしてみましょう。カメラでは目で見るよりも暗い天体まで写せるので、おおよそ彗星の方向にカメラを向けてズームレンズで固定撮影すれば、その姿をとらえられるでしょう。星図や位置推算表を参考に、撮影の計画を立てたり、撮影した画像から彗星を探したりしてみてください。。