2019年
2月22日、探査機「はやぶさ2」が見事、小惑星リュウグウへのタッチダウンに成功した。その「はやぶさ2」とリュウグウは3月中は、地球から見ると明け方の空、金星のあたりに位置している。もちろん見ることはできないが、明けの明星や土星と細い月を観察するときなどには、リュウグウや「はやぶさ2」のことも想像してみよう。
主な惑星は明け方に勢ぞろいしているが、火星だけは夕方の西の空にある。かろうじて1等級の明るさをキープしているものの、昨夏と比べるとすっかり控えめな印象だ。その火星は月末から4月初めにかけてプレアデス星団(すばる)の近くを通り過ぎていく。双眼鏡で眺めてみよう。アルデバランやベテルギウスと赤さ明るさも比べてみたい。
しし座が東の地平線から空を駆け上り、うみへび座が南天に長い姿を現し、北斗七星が北東に高くなってくると、星空に春が訪れたことを実感する。花や鳥だけでなく星からも、季節を感じてみよう。
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | 1.0 | 4.9 | 1.9 |
視直径 | 8.7″ | 10.9″ | 10.5″ |
星座 | うお | うお | みずがめ |
現象 |
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金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -4.1 | -4.0 | -4.0 |
視直径 | 15.2″ | 14.3″ | 13.6″ |
星座 | やぎ | やぎ | みずがめ |
現象 |
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 1.2 | 1.4 |
視直径 | 5.2″ | 4.8″ |
星座 | おひつじ | おうし |
現象 |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -2.1 | -2.2 |
視直径 | 36.6″ | 38.9″ |
星座 | へびつかい | へびつかい |
現象 |
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土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.4 | 0.4 |
視直径 | 15.6″ | 16.1″ |
星座 | いて | いて |
現象 |
天王星・海王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | |
等級 | 5.9 | 8.0 |
視直径 | 3.4″ | 2.2″ |
星座 | おひつじ | みずがめ |
現象 |
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