![[RSS]](/image/rss.gif "RSS解説ページへ"){kind=small}
2019年
宵の西の空、おうし座の領域を移動中の火星は上旬にプレアデス星団と接近し、中旬ごろにアルデバランやヒヤデス星団と並ぶ。9日には細い月と並ぶが、このタイミングでヒヤデス星団食も起こる。月・火星・ヒヤデス星団・アルデバランが集合している様子を観察しよう。
南の空にはしし座が元気よく駆け、その下のほうには、全天で最も大きい星座のうみへび座が東西に長く伸びている。どちらの星座も、ぜひ全身をたどってみよう。うみへびの尾が伸びる南東の空には春の大三角も見える。
木星は日付が変わる前後に昇るようになり、そろそろ観察シーズンだ。さらに夜が更けると土星も昇り、明け方には水星と金星がそろって姿を見せる。新年度も月や惑星観察、星座巡りを楽しもう。
図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。
- 2日（火）
- 細い月と金星が並ぶ
- 3日（水）
- 細い月と水星が接近
- 9日（火）
- 細い月と火星が接近／ヒヤデス星団食
- 中旬
- 水星と金星が接近
- 12日（金）
- 水星が西方最大離角
- 20日（土）
- パラスがうしかい座で衝
- 23日（火）
- 4月こと座流星群が極大
- 24日（水）
- 月と木星が接近
- 26日（金）
- 月と土星が大接近
水星
| 上旬 | 中旬 | 下旬 | |
 |
 |
 |
|
| 等級 | 0.7 | 0.3 | -0.1 |
| 視直径 | 8.7″ | 7.3″ | 6.3″ |
| 星座 | みずがめ | うお | くじら |
| 現象 |
|
||
金星
| 上旬 | 中旬 | 下旬 | |
 |
 |
 |
|
| 等級 | -4.0 | -3.9 | -3.9 |
| 視直径 | 12.8″ | 12.3″ | 11.8″ |
| 星座 | みずがめ | みずがめ | うお |
| 現象 |
|
||
火星
| 上旬 | 下旬 | |
 |
 |
|
| 等級 | 1.5 | 1.6 |
| 視直径 | 4.6″ | 4.3″ |
| 星座 | おうし | おうし |
| 現象 |
|
|
木星
| 上旬 | 下旬 | |
 |
 |
|
| 等級 | -2.3 | -2.4 |
| 視直径 | 40.3″ | 42.8″ |
| 星座 | へびつかい | へびつかい |
| 現象 |
|
|
土星
| 上旬 | 下旬 | |
 |
 |
|
| 等級 | 0.3 | 0.3 |
| 視直径 | 16.4″ | 17.0″ |
| 星座 | いて | いて |
| 現象 |
|
|
天王星・海王星
| 天王星（中旬） | 海王星（中旬） | |
 |
 |
|
| 等級 | 5.9 | 7.9 |
| 視直径 | 3.4″ | 2.2″ |
| 星座 | おひつじ | みずがめ |
| 現象 |
|
|
