2019年4月20日 パラスがうしかい座で衝
宵のころ東の空に見えているうしかい座に位置する小惑星パラスが、4月20日に衝となる。太陽‐地球‐パラスがまっすぐに並び、一晩中見える時期だ。
明るさは約8等級で、双眼鏡や小型の天体望遠鏡でも見つけられる。月明かりや街明かりの影響が小さい暗い空の下で、うしかい座のアルクトゥールスや3等星のうしかい座η(エータ)星を目印にして探してみよう。地球と最接近する3月末ごろが最も明るいが、4月中も大きな差があるわけではない。
パラスは火星軌道と木星軌道の間の「小惑星帯」の中にあり、ケレス、ジュノー、ベスタとともに「四大小惑星」と呼ばれる。1802年に発見された小惑星番号2番の小惑星で、直径は約550km(平均)。軌道の傾きが大きいことから、今回のように黄道からかなり大きく離れることがある。
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