AstroArts Topics

小惑星

二重小惑星探査機「ヘラ」、打ち上げ成功

2024/10/08
10月7日、欧州の小惑星探査機「ヘラ」が打ち上げられた。ヘラは2年前に探査機「ダート」の衝突実験が行われた小惑星「ディモルフォス」に接近し、軌道や衝突クレーターなどを調べる。

「にがり」成分からわかった、リュウグウ母天体の鉱物と水の歴史

2024/09/12
小惑星「リュウグウ」の試料に含まれるマグネシウム同位体の分析から、リュウグウ母天体の中で鉱物ができた順序や水質の変化の歴史が明らかになった。

「はやぶさ2」が次に訪れる小惑星は細長いかも

2024/08/09
「はやぶさ2」が2026年に探査する小惑星「2001 CC21」の大きさと形について、恒星食の観測結果を解析したところ、細長い形をしている可能性が示された。

『恋する小惑星』を追体験!Webアプリ「COIAS」

連載・読み物
2024/03/19
未発見の太陽系小天体を探せるアプリ「COIAS」が一般公開。あなたも太陽系小天体を探してみませんか?

リュウグウに彗星の塵が衝突した痕跡を発見

2024/01/29
小惑星リュウグウの試料から、彗星の塵との衝突でできた溶融物が見つかった。衝突した塵には生命の材料物質となる有機物が含まれていたこともわかった。

「プラネタリウムの父」バウアスフェルドの名を冠した小惑星観測キャンペーン

2024/01/11
プラネタリウム100周年記念事業の一環として、「プラネタリウムの父」と呼ばれる技術者バウアスフェルドの名を冠した小惑星を観測するキャンペーンを実施中だ。ふたご座にあり、約15等級。

タンパク質構成アミノ酸が一部の天体グループだけに豊富に存在する理由

2023/12/25
タンパク質構成アミノ酸を分解する新たな水質化学反応が解明された。一部の天体グループだけでタンパク質構成アミノ酸が多く、小惑星リュウグウの試料などでは非タンパク質構成アミノ酸が豊富である理由を説明しうる成果だ。

リュウグウの岩石試料が始原的な隕石より黒いわけ

2023/12/15
リュウグウ試料と始原的なCIタイプ隕石はよく似ているとされるが、リュウグウ試料のほうがずっと黒い。隕石を加熱して比較した実験から、隕石は地球落下後に明るくなったとみられ、その母天体は本来黒かったと示唆されるという結果が得られた。

2023年12月22日 ベスタがオリオン座で衝

2023/12/15
2023年12月22日、小惑星ベスタがオリオン座で衝(太陽‐地球‐ベスタがまっすぐに並ぶ位置関係)となる。

「はやぶさ2♯」の目標天体2001 CC21命名キャンペーン

2023/12/13
探査機「はやぶさ2」が2026年7月にフライバイ予定の小惑星「2001 CC21」の名称を募集するキャンペーンが始まっている。締め切りは2024年5月9日。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

小惑星レオーナによるベテルギウスの食、世界各地で観測

2023/12/12
史上初となる「小惑星によるベテルギウスの食」が予報された12日、世界各地で観測が行われた。赤色超巨星ベテルギウスの視直径が、その前を通過した小惑星レオーナの視直径を上回る「金環食」となった可能性が高い。

リュウグウ試料に水循環で生じたクロム同位体不均質が存在

2023/11/15
小惑星リュウグウの分析で、クロム同位体組成に局所的な不均質が生じていることが突き止められた。リュウグウで過去に生じた激しい水質変成と水循環が原因とみられる。

探査機「ルーシー」が最初の目標小惑星に接近、衛星を発見

2023/11/07
8個の小惑星を次々に探査するNASAの「ルーシー」が最初の目標天体「ディンキネシュ」へのフライバイを行い、この小惑星に衛星があることを発見した。

金属小惑星を目指す探査機「サイキ」打ち上げ成功

2023/10/16
日本時間13日深夜、探査機「サイキ」が打ち上げられ、金属が豊富な小惑星「プシケ」を目指す6年の旅を開始した。

探査機「オシリス・レックス」地球帰還、小惑星ベンヌの試料入りカプセルを届ける

2023/09/25
9月24日、探査機「オシリス・レックス」が小惑星ベンヌから持ち帰った試料を収めたカプセルが、米・ユタ州の砂漠に着地した。探査機は延長ミッションを開始し、小惑星アポフィスを目指す。

2023年8月30日 フローラがみずがめ座で衝

2023/08/23
2023年8月30日、小惑星フローラがみずがめ座で衝(太陽‐地球‐フローラがまっすぐに並ぶ位置関係)となる。明るさは約9等級。

「はやぶさ2」が次に目指す小惑星、イトカワと類似

2023/07/26
「はやぶさ2」が拡張ミッションでフライバイする小惑星 2001 CC21 の大きさや組成が、「はやぶさ」初号機が訪れた小惑星イトカワと似ていることがわかった。

リュウグウの炭酸塩に、母天体が独特な環境で進化した形跡

2023/07/19
小惑星リュウグウの試料に含まれる炭酸塩鉱物の分析結果から、リュウグウの母天体では温度や酸素濃度などの変化を伴いながら水と岩石が反応していたことが明らかにされた。

リュウグウ粒子に残る、穏やかな天体衝突の記録

2023/04/25
探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの粒子サンプルから、比較的弱い圧力を受けた痕跡が見つかった。リュウグウが経験した天体衝突は、大量の岩片をまき散らすようなものではなかったらしい。

リュウグウでアミノ酸が生成された痕跡

2023/04/06
小惑星リュウグウから得られた2つの粒子を比べた結果、液体の水が存在する環境でアミノ酸を合成する反応が、かつて小惑星で起こっていた証拠が見つかった。