2019年
北斗七星が北天高く上り、見つけやすくなっている。その柄のカーブに沿って南へ視線を移すと、オレンジ色のアルクトゥールスを通って青白いスピカへと至る春の大曲線が描ける。星空を南北に横切る壮大なカーブは、のびのびした春の気分にピッタリだ。アルクトゥールス、スピカと正三角形を作る位置には2等星デネボラがあり、3つの星で春の大三角を構成する。ブラックホールで話題になったM87銀河は、デネボラのやや東寄り(領域はおとめ座)にある。
深夜には南東の空に木星が見え、その2時間後に土星も続いて昇ってくる。空の暗いところでは2つの惑星の間に天の川も見えるだろう。この配列は秋ごろまで続くが、天の川を挟んで2大惑星が並ぶのは次回は約60年後という貴重な眺めだ。ぜひ見たり撮ったりしておこう。
大型連休の終盤に、みずがめ座η流星群の活動が活発になる。月明かりのない好条件なので注目したい。平成の天文現象や宇宙の話題を振り返りつつ、新時代も星空や天文現象を楽しもう。
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -0.6 | -1.5 | -1.9 |
視直径 | 5.6″ | 5.1″ | 5.1″ |
星座 | うお | おひつじ | おうし |
現象 |
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金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -3.9 | -3.9 | -3.9 |
視直径 | 11.4″ | 11.0″ | 10.7″ |
星座 | うお | うお | おひつじ |
現象 |
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火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 1.7 | 1.7 |
視直径 | 4.1″ | 3.9″ |
星座 | おうし | ふたご |
現象 |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -2.5 | -2.6 |
視直径 | 43.8″ | 45.4″ |
星座 | へびつかい | へびつかい |
現象 |
土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.2 | 0.2 |
視直径 | 17.2″ | 17.7″ |
星座 | いて | いて |
現象 |
天王星・海王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | |
等級 | 5.9 | 7.9 |
視直径 | 3.4″ | 2.2″ |
星座 | おひつじ | みずがめ |
現象 |
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