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2019年
うしかい座の「麦星」アルクトゥールスが天頂近くに上り、北東の空にこと座の「織女星」ベガも目立つようになってきた。この2つの星はいずれも0等級と明るいので見つけやすい。2つの間には、かんむり座やヘルクレス座が広がっている。
アルクトゥールスとベガよりもさらに明るいのが、南東の空のやや低いところに輝く木星だ。今月中旬に衝となり、一晩中観察することができる。天体望遠鏡でガリレオ衛星や縞模様をじっくりと眺めよう。16〜17日に月と木星が大接近する光景も見ものだ。深夜には土星も昇ってくる。
夕空では水星が見つけやすい。日没が一年で最も遅いシーズンにあたり、20〜21時ごろになっても見える。見晴らしの良いところで、双眼鏡を使って探してみよう。近くに火星も並んでいる。
夜が短く、曇りや雨が多い時季。星空を眺められるチャンスは少なくなってしまうが、見られる機会は最大限に楽しみたい。
図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。
- 2日（日）
- 細い月と金星が接近
- 5日（水）
- 細い月と火星が接近
- 7日（金）
- 細い月とプレセペ星団が大接近
- 中旬
- 水星と火星が大接近
- 11日（火）
- 木星がへびつかい座で衝
- 16日（日）
- 月と木星が大接近
- 24日（月）
- 水星が東方最大離角
水星
| 上旬 | 中旬 | 下旬 | |
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| 等級 | -0.8 | 0.0 | 0.6 |
| 視直径 | 5.8″ | 6.9″ | 8.3″ |
| 星座 | ふたご | ふたご | かに |
| 現象 | |||
金星
| 上旬 | 中旬 | 下旬 | |
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| 等級 | -3.9 | -3.9 | -3.9 |
| 視直径 | 10.4″ | 10.2″ | 10.0″ |
| 星座 | おうし | おうし | おうし |
| 現象 | |||
火星
| 上旬 | 下旬 | |
 |
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| 等級 | 1.8 | 1.8 |
| 視直径 | 3.8″ | 3.7″ |
| 星座 | ふたご | ふたご |
| 現象 | ||
土星
| 上旬 | 下旬 | |
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| 等級 | 0.2 | 0.1 |
| 視直径 | 18.0″ | 18.3″ |
| 星座 | いて | いて |
| 現象 | ||
天王星・海王星
| 天王星（中旬） | 海王星（中旬） | |
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| 等級 | 5.9 | 7.9 |
| 視直径 | 3.4″ | 2.2″ |
| 星座 | おひつじ | みずがめ |
| 現象 |
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