2019年
年の瀬の12月26日の昼過ぎから夕方、全国で部分日食が見られる。1月6日の日食で始まった一年を、締めくくるのも日食ということだ。南西の空の見晴らしが良いところで安全に観察しよう。
そのおよそ半月前、14〜15日ごろにふたご座流星群の活動がピークを迎える。26日が日食(=新月)ということは半月前は満月のころで、ふたご座流星群は月明かりの影響が大きい条件となってしまう。やや少なめの流星数となりそうだが、それでも見逃せない定番の天文現象だ。防寒をしっかりとして空を見上げよう。
宵の明星の金星が西の空に沈むころ、反対の東の空にはおうし座やオリオン座が姿を見せ始める。一年で最も夜が長い時期、賑やかな街と同じくらい華やかな星空を、たっぷりと眺めてみたい。
- 中旬
- 金星と土星が大接近
- 15日(日)
- ふたご座流星群が極大
- 23日(月)
- 細い月と火星が接近
- 23日(月)
- こぐま座流星群が極大
- 26日(木)
- 部分日食(アラビア半島〜シンガポール〜グアムなどで金環日食)
- 29日(日)
- 細い月と金星が接近
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -0.6 | -0.6 | -0.7 |
視直径 | 5.8″ | 5.1″ | 4.8″ |
星座 | てんびん | へびつかい | へびつかい |
現象 |
金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -3.9 | -4.0 | -4.0 |
視直径 | 11.8″ | 12.2″ | 12.7″ |
星座 | いて | いて | やぎ |
現象 |
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 1.7 | 1.6 |
視直径 | 4.0″ | 4.2″ |
星座 | てんびん | てんびん |
現象 |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -1.8 | -1.8 |
視直径 | 32.0″ | 31.7″ |
星座 | いて | いて |
現象 |
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土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.6 | 0.6 |
視直径 | 15.4″ | 15.2″ |
星座 | いて | いて |
現象 |
天王星・海王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | |
等級 | 5.7 | 7.9 |
視直径 | 3.7″ | 2.3″ |
星座 | おひつじ | みずがめ |
現象 |
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