2020年2月の星空
宵の南の空に冬の大三角が見えている。その一角をなすオリオン座のベテルギウスがこの冬にやや暗くなり、話題となった。今月はどうなっているか、引き続き注目しよう。カペラやリゲルなど、冬の大三角の周りにある明るい星々や星座も楽しみたい。関東以南の地域では地平線付近のカノープスも探してみよう。
惑星現象で見逃せないのは、19~21日の未明から明け方に3日連続で起こる月との共演だ。19日に月と火星、20日に月と木星、21日に月と土星が並ぶ。接近の様子だけなく、月の形の変化や地球照、惑星の色や明るさの違いなども見ものだ。早起きして防寒を整え、観察や撮影を楽しもう。
全天星図
東京で15日の20時ごろ、南に向かって見上げたときの星空です。月初は21時ごろ、月末は19時ごろに同じような星空になります。
大阪では約20分後、福岡では約40分後に同様の星空になります。
主な天文現象
10日 | (月) | 水星が東方最大離角 |
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18日 | ごろ | 火星と干潟星雲、三裂星雲が大接近 |
19日 | (水) | 月と火星が接近 |
20日 | (木) | 細い月と木星が大接近 |
21日 | (金) | 細い月と土星が接近 |
カレンダー(月齢と天文現象) |
惑星
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -0.9 | 0.3 | 4.5 |
視直径 | 6.1″ | 8.2″ | 10.5″ |
星座 | みずがめ | みずがめ | みずがめ |
現象
- 10日 東方最大離角
- 16日 海王星と最接近
- 16日 留
- 25日 内合
金星(▶ 特集ページ)
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -4.1 | -4.2 | -4.2 |
視直径 | 15.7″ | 16.8″ | 18.1″ |
星座 | うお | うお | うお |
現象
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 1.3 | 1.2 |
視直径 | 4.9″ | 5.3″ |
星座 | へびつかい | いて |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -1.9 | -1.9 |
視直径 | 32.7″ | 33.8″ |
星座 | いて | いて |
現象
土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.6 | 0.6 |
視直径 | 15.2″ | 15.4″ |
星座 | いて | いて |
現象
天王星・海王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | |
等級 | 5.8 | 8.0 |
視直径 | 3.6″ | 2.2″ |
星座 | おひつじ | みずがめ |
現象
- 16日 海王星:水星と最接近