第2回「中高生のプラネタリウム発表会~ぼくらのプラネタリウム☆」レポート

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東京都東大和市の「東大和市立郷土博物館」で12月27日(木)、「中高生のプラネタリウム発表会~ぼくらのプラネタリウム☆」の第2回目が開催された。

【2019年1月15日 アストロアーツ】

「中高生のプラネタリウム発表会~ぼくらのプラネタリウム☆」は、天文関連の部活動を行う中高校生が、プラネタリウム投影プログラムの考案や解説、操作を自ら行うイベントで、今回は東大和市立郷土博物館近隣の3校が参加し5回の投影を披露した。

各校の投影時間が学校紹介も含めて約30分と長すぎないため、プラネタリウムに行き慣れている人でもそうでない人でも、リラックスしながら楽しむことができる。生徒たちは部活動の限られた時間の中でストーリーを組み立て、迫力のある解説ができるようにと練習に励んだ。丁寧に描かれたオリジナルイラストを使って星座の物語を展開したり、参加型のクイズがあったりと、真っ暗のドーム内で解説者である生徒の様子はわからないものの「楽しく、何よりわかりやすく伝えたい」という想いと工夫が伝わってくる投影だった。

担当の野崎さんは「2年目になってグレードアップしています。各校個性あふれる投影となっていて、みんな違ってみんな良いという言葉を実感しました」と語っていた。

イベントには東大和市長も訪れており、博物館と学校という二つの教育機関が連携しイベントを開催することに対して市が前向きに考え注目度も高いことがうかがえた。様々な人たちの協力のもとで、今後も継続して開催され、回を重ねるごとに成長していく生徒たちの姿が期待される。

投影中の様子 集合写真
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  • 立川高等学校 天文気象部 「共に行こう、星空旅行」
  • 中央大学付属中学校・高等学校 地学研究部A 「宇宙のなんでもランキング」
  • 中央大学付属中学校・高等学校 地学研究部B 「古今” 南北” 星座の旅」
  • 桐朋中学校・高等学校 地学部α 「Future sky」
  • 桐朋中学校・高等学校 地学部β 「探査機フライト」

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