ミールへ向けプログレス無人補給船が出発
【2000年10月17日 FLORIDA TODAY Space Online (2000.10.17)】
ロシアは10月16日、無人補給船「プログレスM-43」を宇宙ステーション「ミール」へ向け打ち上げた。プログレスは20日にミールと自動ドッキングする予定。積載物は、ミールの軌道を押し上げるための燃料や、次回の滞在クルーのための食料その他の補給物資。
現在無人のミールには、2001年1月末〜2月初頭に次回の滞在クルーが訪れることになっているが、ロシア航空宇宙局(RAA)は、この滞在クルーがミール最後の乗組員となる可能性が高いと考えている。RAAによると、ミール廃棄が決定された場合、ミールの降下を制御するための燃料を積載した無人補給船「プログレスM1」が派遣されることになるという。
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