池谷さん、村上さん、宇都宮さんエドガー・ウィルソン賞を受賞
【2002年6月28日 国立天文台・天文ニュース(558)】
静岡県の池谷薫(いけやかおる)さん、新潟県の村上茂樹(むらかみしげき)さん、熊本県の宇都宮章吾(うつのみやしょうご)さんが、2002年のエドガー・ウィルソン賞 ( THE EDGAR WILSON AWARD ) を受賞することが決定しました。
池谷さんは「池谷・張彗星 (C/2002 C1)」の発見 (天文ニュース 521 他) で中国の張 (Daqing Zhang) さんと一緒に、村上さんは「村上・シュナイダー彗星 (C/2002 E2)」の発見 (天文ニュース 533)でアメリカのシュナイダー (Douglas Snyder) さんと一緒に、そして宇都宮さんは「宇都宮彗星 (C/2002 F1)」の発見 (天文ニュース 536) で受賞しました。
同賞はアマチュアの彗星発見者に贈られる賞で、昨年、宇都宮さんが日本人として初めて受賞しています(天文ニュース 455)。
エドガー・ウィルソン賞は1998年に制定され、新彗星を発見したアマチュアだけに贈られる賞です。毎年7月に受賞者が発表され、1999年、2000年、2001年に10組の個人またはグループが受賞しています。今年が4回目の発表となります。
なお、他にアメリカとカナダの人が2人受賞しています。