情報トピックス(2002年11月)
国内のさまざまなメディアで取り上げられた天文ニュースや皆様からお寄せいただいた写真などを紹介しています。記事の詳細については各リンク先を参照してください。
2002/11/29
12月3日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報
(204) Kallistoによる恒星食。12月3日(火)22時30分、東北、北陸、中国地方で見られる可能性がある。
恒星は TYC0728-02212-1(赤経 05h58m35.299s,赤緯 +13°19'11.83"(J2000)、10.4等、オリオン座ν星の南西 02°37')
3.0等の減光で、継続時間は最長3.5秒
12月6日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報
(1567) Alikoskiによる恒星食。12月6日(金)0時51分、九州、四国地方で見られる可能性がある。
恒星は TYC2418-00874-1(赤経 05h53m59.837s,赤緯 +36°54'41.92"(J2000)、9.7等、ぎょしゃ座υ星の南東 42'32"、ぎょしゃ座θ星の西 1°11')
4.5等の減光で、継続時間は最長4.8秒
このほか、国内で6日までに見られる可能性のある現象が6件予報されている。詳しくは以下のサイトを参照のこと。
せんだい宇宙館: http://uchukan.satsumasendai.jp/
IOTA: http://www.lunar-occultations.com/iota/iotandx.htm
2002/11/27
しし座流星群の写真追加
20日に公開したアストロアーツニュース「2002年のしし座流星群:アメリカからの報告と日本で撮影したビデオ」に、スペイン・カナリア諸島で撮影された写真を追加(撮影:及川聖彦さん)。
2002/11/26
しし座流星群の写真追加
20日に公開したアストロアーツニュース「2002年のしし座流星群:アメリカからの報告と日本で撮影したビデオ」に、アメリカ・モニュメントバレーで撮影された写真を追加(撮影:北原さん)。
2002/11/25
講演会の案内
12月8日(日)13時30分より、島根県のさじアストロパークにて。
「Subaruの口径は、なぜ8.2mか?〜すばる望遠鏡のナゾに迫る〜」というタイトルで、中桐正夫氏(国立天文台・Solar-B推進室)にお話いただく。詳細は以下のさじアストロパークのウェブサイトで。
さじアストロパーク: http://www.vill.saji.tottori.jp/saji103/
NASAがスペースシャトル打ち上げ(asahi.com : 科学・自然)
NASA:エンデバー打ち上げ 米先住民の飛行士、初搭乗(Mainichi INTERACTIVE)
NASAのスペースシャトル「エンデバー」が、日本時間の24日午前9時50分にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。エンデバーには、アメリカ先住民としては初の宇宙飛行士となったヘリントン氏ら3人のシャトルクルーとISSに滞在する3人のクルー、パイロットの計7名が搭乗している。
宇宙開発事業団: スペースシャトル「エンデバー号」STS-113/国際宇宙ステーション組立ミッション(11A))の打上げについて
11月28日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報
(75) Eurydikeによる恒星食。11月28日(木)22時31分、関東地方から九州地方の全域が掩蔽の可能性圏内である。
恒星は TYC1807-00897-1(赤経 03h44m31.958s,赤緯 +27°41'04.11"(J2000)、12.2等、プレヤデス星団の北 約 3°30')
0.5等の減光で、継続時間は最長5.5秒
11月29日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報
(356) Liguriaによる恒星食。11月29日(金)3時45分、九州、四国地方で見られる可能性がある。
恒星は HIP51388(赤経 10h29m44.418s,赤緯 +16°58'47.95"(J2000)、8.7等、しし座γ星 の南東 約3°41')
3.7等の減光で、継続時間は最長8.6秒
せんだい宇宙館: http://uchukan.satsumasendai.jp/
IOTA: http://www.lunar-occultations.com/iota/iotandx.htm
2002/11/18
写真投稿:「FinePix S2 Proによる月」
藤井信司さん撮影。クリックで拡大。
(データ)日時:2002年11月13日 19時51分58秒、露出 1/60秒
機材等:ペンタックス SD105 + テレプラス1.5、フジ FinePix S2 Pro(CCD-RAW、WB 晴れ)、フォトショップで画像処理
11月19日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報
(1049) Gothoによる恒星食。11月19日(土)4時55分、関東、東北、北陸地方で見られる。
恒星は TYC 3358-00173-1(赤経 05h22m03.357,赤緯 +45°21'34.75"(J2000)、9.6等、カペラの南東 約1°08')
5.1等の減光で、継続時間は最長5.1秒
せんだい宇宙館: http://uchukan.satsumasendai.jp/
IOTA: http://www.lunar-occultations.com/iota/iotandx.htm
2002/11/13
写真投稿:「FinePix S2 ProによるM27、31、33、42」
横田富美夫さん撮影。クリックで拡大。
(データ)日時:2002年11月6日、露出 5分
撮影地:岡山県吉永町 八塔寺
機材等:セレストロン C8EX + レデューサー(1280mm、F6.3)、フジ FInePix S2 Pro(感度設定1600)、GP-D赤道儀 + AGA-1による自動追尾
●撮影者コメント:S2Proで初めて長焦点、長時間露光で撮ってみました。数十枚撮ったうちの4枚です。トリミングや補正はしていますが、コンポジットはしていません。フィルムを見慣れた目には赤の発色が少ないので、これが?…と思われるかもしれませんが、より眼視に近いような気もします。それにしてもデジカメでこんな長時間露出が可能になって嬉しい限りです。
2002/11/07
写真投稿:「FinePix S2 Proによる星雲・星団」
宇都正明さん撮影。クリックで拡大。
●各データやコメントは下記「デジカメ実験隊がゆく」のページにて
ドッキング実験のおりひめとひこぼし、役目を終え落下へ(asahi.com : 科学・自然)
先日運用を終えた技術試験衛星「おりひめ・ひこぼし」が2007年から12年の間に落下することが明らかにされた。最大で合計400kgの部品が燃え尽きずに地表に落下する見通し。人的被害の確率は非常に小さい。
宇宙開発事業団: 「おりひめ・ひこぼし」の運用終了について
アストロアーツニュース: 2002/11/01 - (衛星の運用終了の項)
宇宙開発事業団 きく7号(おりひめ・ひこぼし): http://www.nasda.go.jp/sat/ets7/
2002/11/06
探査機スターダスト、彗星のサンプル採集に備えた搭載機器のテストを完了(日本惑星協会)
彗星探査機スターダストが小惑星アンネフランクに接近しさまざまなテストを行なった。スターダストは2004年1月にウィルド第2彗星に接近してコマ(核)のサンプルを採集し、地球へそのサンプルを送り返すことになっている。
スターダストが撮影した小惑星アンネフランク(小惑星番号 5535)。大きさは約8kmで表面がでこぼこしている(提供:Aimee Whalen, Ron Baalke, James D. Rose, Ken Berry, George Sorensen)
JPL News Release: Stardust Mission Status
JPL News Release: NASA's Stardust Comet-Chaser Passes Asteroid Test
Stardust: http://stardust.jpl.nasa.gov/
探査機カッシニが初めて見た土星(日本惑星協会)
土星探査機カッシーニが先月21日に撮影した土星の画像が公開された。カッシーニは2004年7月に土星軌道に到着し、土星やリングの構造、衛星タイタンの大気や地表を観測する予定である。
カッシーニが撮影した土星。このときカッシーニは土星から約3億km離れていた(提供:NASA / JPL / Southwest Research Institute)
JPL News Release: Cassini-Huygens Mission Status
Cassini-Huygens: http://saturn.jpl.nasa.gov/index.cfm
11月9日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報
(1567) Alikoskiによる恒星食。11月9日(土)4時4分、南西諸島で見られる。
恒星は TYC 2428-00192-1(赤経 06h11m46.146s,赤緯 +34°11'04.67"(J2000)、11.5等、ぎょしゃ座M37星団の北東 約04°20')
3.3等の減光で、継続時間は最長7.3秒
せんだい宇宙館: http://uchukan.satsumasendai.jp/
IOTA: http://www.lunar-occultations.com/iota/iotandx.htm
2002/11/01
「おりひめ・ひこぼし」の運用終了(宇宙開発事業団)
1997年に打ち上げられた技術試験衛星「おりひめ・ひこぼし」の運用が終了。衛星同士の自動ドッキングや地上からの遠隔操作実験の成功などの成果を残している。
宇宙開発事業団: 技術試験衛星VII型(ETS-VII)「おりひめ・ひこぼし」の運用終了について
アストロアーツニュース: 2001/06/19 - (衛星の制御トラブルの項)
宇宙開発事業団 きく7号(おりひめ・ひこぼし): http://www.nasda.go.jp/sat/ets7/