情報トピックス(2003年7月)
国内のさまざまなメディアで取り上げられた天文ニュースや皆様からお寄せいただいた写真などを紹介しています。記事の詳細については各リンク先を参照してください。
2003/07/31
H-IIAロケット6号機、9月10日に打ち上げ(宇宙開発事業団)
9月10日(水)にH-IIAロケット6号機が打ち上げられる。情報収集衛星2機を軌道投入するのが目的。
- 宇宙開発事業団: H-IIAロケット6号機の打上げについて
- 宇宙開発事業団(NASDA): http://www.nasda.go.jp/ ―― H-IIAロケット
2003/07/28
写真投稿:「カメラ付携帯電話による月」
林伸彦さん撮影。CASIOのカメラ付携帯電話(A5401CA)による月。クリックで拡大
撮影機材等:タカハシ FC60、LVズームアイピース(12mm)、CASIO カメラ付携帯電話 A5401CA、架台:スペースボーイ、手持ち撮影、トーンカーブ処理およびアンシャープマスク処理、オリジナルの撮影画像サイズは1280X960
スター・ウィーク全国調査投票開始(さじアストロパーク)
スター・ウィーク2003の統一イベントの1つとして、オンラインアンケート「きいてびっくり?星見の常識・非常識」を開催中。火星に関するアンケートや星で思いつく曲などの内容。投票は8月7日(木)まで。
- アストロアーツニュース: 2003/07/17 - スター・ウィーク〜星空に親しむ週間〜(NAOニュース)
- さじアストロパーク: http://www.vill.saji.tottori.jp/saji103/ ―― 〜スター・ウィーク2003統一イベント〜 火星大接近記念??★全国調査「きいてびっくり?星見の常識・非常識」
- スター・ウィーク〜星空に親しむ週間〜: http://www.starweek.jp/
小惑星の命名権、今後も発見者に 「月1個」の制限つき(asahi.com : サイエンス)
小惑星の命名について、原則「1人、月に1個」と制限することがオーストラリアで開催中の国際天文学連合の総会で決まった。自動監視システムの整備により発見数が急増したため名前を付けず番号だけにする案も検討されていたが、制限にとどめられた。
- Minor Planet Names: Alphabetical List: http://cfa-www.harvard.edu/iau/lists/MPNames.html
天文関連書 新刊情報
- 〈見えない宇宙〉の歩き方 ブラックホールからニュートリノまで
- 福江純(ふくえ・じゅん)著 PHP研究所
- 本体780円 18cm 253p (PHP新書 261)
- ISBN 4-569-62979-2
7月30日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報
小惑星(679) Paxによる恒星食。7月30日(水)4時13分、東日本で観測される可能性がある。
恒星は TYC5860-01682-1(赤経 02h30m54.354s、赤緯 -15°01'50.21"(J2000)、11.1等、くじら座σ星の北西 約21')
1.7等の減光で、継続時間は最長2.3秒
8月1日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報
小惑星(420) Bertholdaによる恒星食。8月1日(金)1時3分、関東、中部地方以南で観測される可能性がある。
恒星は TYC5205-00519-1(赤経 21h12m34.593s、赤緯 -06°54'48.45"(J2000)、11.8等、みずがめ座12番星の南東 約2°22')
1.7等の減光で、継続時間は最長10.5秒
- せんだい宇宙館: http://uchukan.satsumasendai.jp/
2003/07/23
天文関連書 新刊情報
- 天文の事典
- 磯部琇三(いそべ・しゅうぞう)ほか編集 朝倉書店
- 本体28500円 27cm 676p
- ISBN 4-254-15015-6
- 星空図鑑
- 藤井旭(ふじい・あきら)写真・文 ポプラ社
- 本体1680円 21cm 303p
- ISBN 4-591-07756-X
2003/07/17
「コロンビア号」の事故調査状況(宇宙開発事業団)
7月12日(日本時間)に行われたCAIB(コロンビア事故調査委員会)の定例記者会見の内容を要約して掲載。あわせて、7日(米国時間)に行われた断熱材衝突試験の結果に関する記者会見も開かれた。コロンビア号左翼前縁部の破損は、断熱材の衝突により引き起こされたと結論付けられている。
- 宇宙開発事業団: スペースシャトル「コロンビア号」の事故調査状況について
- アストロアーツニュース: 2003/02/03 - スペースシャトル「コロンビア」が空中爆発
- CAIB(コロンビア事故調査委員会): http://www.caib.us/news/press_releases/
7月22日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報
小惑星(2312) Duboshinによる恒星食。7月22日(火)23時49分〜57分、全国で観測される可能性がある。
恒星は TYC5826-00215-1(赤経 23h06m36.494s、赤緯 -12°52'00.08"(J2000)、10.8等、みずがめ座ψ1星の南西 約4°24')
5.2等の減光で、継続時間は最長9.0秒
- せんだい宇宙館: http://uchukan.satsumasendai.jp/
2003/07/15
2003/07/11
2003/07/10
写真投稿:「メシエ天体」
大貫弘毅さん撮影。富士写真フイルムFinePix S2 Proによるメシエ天体(M3, 61, 64, 99, 100)(サムネールのみ)
拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載
写真投稿:「薄暮の情景」
田子十兵衛さん撮影。カシオQV-3500EXによる夕暮れ時の木星と三日月(サムネールのみ)
拡大画像や撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載
宇宙科学研究所 一般公開
7月26日(土)10:00〜16:30、神奈川県相模原市の宇宙科学研究所相模原キャンパスにて。ロケットや衛星模型の展示、研究プロジェクトの紹介など。入場は無料。
- 宇宙科学研究所: http://www.isas.ac.jp/ ―― 宇宙科学研究所 宇宙との出会い
2003/07/09
NASA火星探査車ようやく打ち上げ 発射延期6回の後(asahi.com : サイエンス)
火星探査車の2号、打ち上げ−−NASA(Mainichi INTERACTIVE)
NASAの無人火星探査車「opportunity」が打ち上げられた。先月打ち上げられた1号機「spirit」と共に来年1月初めに火星に到着し、地表の調査を行なう。opportunityの打ち上げは悪天候などの影響で6度にわたり延期されていた。
- JPL 2003 News Release: Newly Launched 'Opportunity' Follows Mars-Bound 'Spirit'
- 日本惑星協会: オポチュニティようやく旅立つ
- アストロアーツニュース: 2003/06/12 - (情報トピックス spirit打ち上げの項)
- Mars Exploration Rover Mission: http://mars.jpl.nasa.gov/mer/
2003/07/07
「コロンビア号」の事故調査状況(宇宙開発事業団)
6月27日と7月1日(共に米国時間)にCAIB(コロンビア事故調査委員会)からNASAに対して行なわれた勧告の内容を掲載。修理機能の開発や撮影システム強化などの内容が勧告されている。
- 宇宙開発事業団: スペースシャトル「コロンビア号」の事故調査状況について
- アストロアーツニュース: 2003/02/03 - スペースシャトル「コロンビア」が空中爆発
- CAIB(コロンビア事故調査委員会): http://www.caib.us/news/press_releases/
天文関連書 新刊情報
- 星と星座
- 渡部潤一(わたなべ・じゅんいち)指導・執筆 出雲晶子(いずも・あきこ)指導・執筆 牛山俊男(うしやま・としお)ほか撮影 小学館
- 本体2000円 29cm 159p(小学館の図鑑NEO8) 星座早見(1枚)付
- ISBN 4-09-217208-7
2003/07/02
写真投稿:「アンタレス付近」
佐藤嘉宏さん撮影。富士写真フイルムFinePix S2 Proによるアンタレス付近の星野写真(サムネールのみ)
拡大画像、画像処理前後の比較、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載
写真投稿:「天文薄明中の火星面」「ハイブリッド撮影による火星面」
田子十兵衛さん撮影。カシオQV-3500EX(など)による火星(サムネールのみ)
拡大画像や撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載
写真投稿:「火星大接近中」
田中一幸さん撮影。クリックで拡大
撮影日時:6月21日 3時53分0秒〜、露出 0.05秒×600コマより、解像度の良い300枚ほどをコンポジット
撮影地:山梨県塩山市
セレストロン C11 + ナグラー3倍バロー、BITRAN BJ-40L、IDAS RGBフィルタ
FFTSelectorでコンポジット後、アンシャープマスク、RGB合成、ホワイトバランスはほぼ同じ高度時の月面を利用、シーイング 2/5
●撮影者コメント:河童の頭を連想させるほど極冠が大きい。画像ではややオレンジの仕上がりにしたが、肉眼で見たときの火星本体の赤色はモニュメントバレーやアーチーズの土の色にそっくりである。また左側に薄い白い雲が発生しているのも捕らえている。
写真投稿:「火星の雲」
北岡修さん撮影。ソニーのデジタルビデオカメラDCR-TRV900による火星(サムネールのみ)
拡大画像や撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載