3月20日、サンシャインスターライトドーム“満天”グランドオープン

【2004年3月19日 アストロアーツ】

3月20日土曜日、東京・池袋のサンシャインシティ ワールドインポートマート屋上に「サンシャインスターライトドーム“満天”」がオープンする。

プラネタリウムメーカーであるコニカミノルタプラネタリウム株式会社が館の運営を行うという形で、昨年6月、サンシャインプラネタリウムが閉館してから9か月目にして、リニューアルオープンが実現した。現在、日本国内には約350館のプラネタリウムがあり、そのほとんどが地方自治体の運営である中、メーカーが館を直接運営するというのは異例と言えるが、同社の誇る最新の機器やコンテンツが次々に投入され、多彩な番組で幅広い層が楽しめる話題のスポットとなりそうだ。

(コニカミノルタプラネタリウムの今井社長の写真)

「この灯を消してはならない」と語るコニカミノルタプラネタリウムの今井社長

オープンに先立って3月17日に行われた報道陣向けの発表会では、コニカミノルタホールディングス株式会社代表執行役社長の岩居文雄氏、株式会社サンシャインシティ代表取締役社長の杉森三津男氏が挨拶に立った。また、コニカミノルタプラネタリウム(株)の代表取締役社長の今井裕司氏より、サンシャインプラネタリウム閉館時の想い、オープンできることの喜び、そしてプラネタリウム業界の傾向や、メーカー直営の目的などがコメントされた。メーカー直営の目的としては、

  • 積極的な最新の情報発信による業界の活性化
  • お客様と直接対話することにより、ご評価を直接肌で感じ、番組作りを含めて商品開発・企業活動にフィードバック

という説明がなされ、館の運営を初めて手がける同社の意気込みが示された。目標は年間30万人という。

(宮地真緒さんの写真)

番組の語りを務めた宮地真緒さん。プラネタリウムを見たのは今回初めてという

また、発表会には6月13日までのオープニング番組「満天星に抱(いだ)かれて」で語り手をつとめた宮地真緒さんが浴衣姿で登場。幼少の頃、故郷淡路島で母と星空を見上げたときの思い出の会話が、NHKで放送された連続テレビ小説「まんてん」のセリフに盛り込まれたことなどを語った。

(インフィニウムγの写真)

この「インフィニウムγ」にふたたび灯が点る。恒星原板がリニューアルされ天の川も星で再現される

上映プログラムは3種類。プラネタリウムの映し出す星空をじっくりと味わえる「プラネタリウムプログラム」、映像システム「スカイマックス」の映し出すCG動画で宇宙の驚異を感じられる「オールスカイCGプログラム」、穏やかな空間の中で心地よいひとときを過ごせる「ヒーリングプログラム」が毎日上映される。どの番組でもプラネタリウム「インフィニウムγ」の映し出す満天の星空を見ることができる。オープニングを記念してのプレゼントキャンペーンや、番組にちなんだ写真展なども行われる。上映のスケジュールなどはリンク先で確認されたい。