情報トピックス(2005年7月)

国内のさまざまなメディアで取り上げられた天文ニュースや皆様からお寄せいただいた写真などを紹介しています。記事の詳細については各リンク先を参照してください。

なお、画像をお送りいただく際には「画像投稿フォーム」よりお願いいたします。

2005/07/29

「ディスカバリー号」耐熱タイルの損傷の影響

外部燃料タンクから断熱材が剥落したディスカバリー号については、現在も損傷の調査と分析が進められている。飛行再開第1号として最も重要といえる任務は、地球への安全帰還のために、耐熱システムの損傷点検及び損傷の修復を軌道上で行うというあくまで実証試験が目的であった。しかし、打ち上げ時に断熱材が損傷したことで、野口宇宙飛行士は、いきなり本番の点検と修復に挑むこととなった。NASAは現在のところ大きな問題は見られないと発表しているが、次の打ち上げ再開まではスペースシャトル計画は、白紙同然となってしまったようだ。

デジカメによる写真投稿

画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくのページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「梅雨明けの月面」(宇都正明さん、カシオ QV-8000SX)

(梅雨明けの月面の写真)

「夏夜の車山」(宮坂雅博さん、キヤノン EOS-1D Mark II)

(夏夜の車山の写真)

「2ヶ月ぶりのマックホルツ彗星」(吉尾 賢治さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(マックホルツ彗星の写真)

画像から 「【投稿画像集】マックホルツ彗星(C/2004 Q2) 投稿画像ギャラリー」へリンクしています。オリジナル画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「神酒の海の夕暮れ」(wataさん、サンヨー DSC-J4(=Xacti))

(神酒の海の夕暮れの写真)

写真投稿

クリックで拡大します。

「火星」(masaさん)

(火星の写真 1) (火星の写真 2)

画像から 「【投稿画像集】2005年 火星大接近ギャラリー」へリンクしています。オリジナル画像や撮影データなどをご覧いただけます。

2005/07/25

再び打ち上げ準備を開始した、「ディスカバリー号」

スペースシャトル「ディスカバリー」(STS-114)が、23日正午(日本時間24日午前11時39分)に再び打ち上げ準備を開始した。打ち上げ予定日時は、26日午前10時39分(日本時間26日午後11時39分)。これについて、NASAのマイケル・グリフィン長官がシャトルのミッションチームと共に記者発表を行った。会見では、「考えうるすべてのテストが行なわれ、異常は起きなかった」と報告された。 なお、シャトルの気象担当官は、発達した積乱雲が気になる存在となっており、当日は時おりの雨も予測されることなどから、26日が打ち上げに適した天気である確立は、60パーセントであることを報告した。

天文関連書 新刊情報

天文学入門 カラー版
嶺重慎編著 有本淳一編著 岩波書店
本体 980円 18cm 199 3p (岩波ジュニア新書512)
ISBN 4-00-500512-8
ホーキング虚時間の宇宙 宇宙の特異点をめぐって
竹内薫著 講談社
本体 880円 18cm 233p
ISBN 4-06-257487-X

デジカメによる写真投稿

画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくのページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「薄明の水星と金星」(置田貴代美さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(薄明の水星と金星の写真)

「十六夜の月」(あらこむえっくす、京セラ Finecam M410R)

(十六夜の月の写真)

「7月24日の太陽面(Hα画像)」(wataさん、サンヨー DSC-J4(=Xacti))

(7月24日の太陽面(Hα画像)の写真)

「月」(森栄二さん、キヤノン EOS 20D)

(月の写真)

「M8、IC 1396、IC 1396付近」(森栄二さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(M8 干潟星雲の写真) (月明かりと光害の中のIC1396の写真) (IC1396付近の写真)

2005/07/22

26日打ち上げへ、スペースシャトル「ディスカバリー号」

NASAは、スペースシャトル「ディスカバリー」(STS-114)について、徹底的な調査を行った結果、シャトルの打ち上げを可能と判断し、現地時間7月23日にカウントダウンを開始する旨を発表した。新たな打ち上げ日時は、日本時間7月26日午後11時39分。なお、現在の打ち上げ可能期間は7月31日までだが、問題発生に備え、更にその期間を8月の第1週まで延長する用意もあるとNASAの計画担当部長は語っている。

デジカメによる写真投稿

画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくのページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「7月17日の太陽面(Hα画像)」(wataさん、サンヨー DSC-J4(=Xacti))

(7月17日の太陽面(Hα画像)の写真)

「月」(たるがさん、富士写真フイルム FinePix S3 Pro)

((多重露出による)まんげつの動きの写真) (沈むまんげつの写真)

2005/07/20

原因究明作業続く、スペースシャトル「ディスカバリー号」

スペースシャトル「ディスカバリー」(STS-114)の打ち上げ日は、7月26日以降となることが発表された。13日のカウントダウン中に発生した外部燃料タンクのセンサーの誤作動の原因はまだ特定されず、究明作業が続いている。

天文関連書 新刊情報

星と伝説
野尻抱影著 偕成社
本体 700円 19cm 259p (偕成社文庫2094)
ISBN 4-03-550940-X
絵でわかる宇宙大地図 500以上の写真やイラストで、宇宙の驚異がわかる!
ロバート・バーナム著 的川泰宣日本語版監修 ネコ・パブリッシング
本体 1900円 35cm 128p
ISBN 4-7770-5101-3

デジカメによる写真投稿

画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくのページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「M13、M17、M57」(黒田弘章さん、カシオ EX-P5054)

(M13の写真) (M17の写真) (M57の写真)

「太陽東縁の大プロミネンス(連続写真)」(wataさん、サンヨー DSC-J4(=Xacti))

(太陽東縁の大プロミネンス(連続写真)の写真)

「月」(帶刀恭彦さん、オリンパス E-300)

(月の写真)

「網状星雲」(伊藤健一さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(網状星雲の写真)

「M8、M16、M17」(森栄二さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(M8 干潟星雲の写真) (M16 わし星雲の写真) (M17 白鳥星雲の写真)

「天の川(干潟星雲付近)」(森栄二さん、キヤノン EOS 350D)

(天の川(干潟星雲付近)の写真)

写真投稿

クリックで拡大します。

「火星2005初夏」(masaさん)

(火星2005初夏の写真)

画像から 「【投稿画像集】2005年 火星大接近ギャラリー」へリンクしています。オリジナル画像や撮影データなどをご覧いただけます。

2005/07/15

打ち上げは7月18日以降、スペースシャトル「ディスカバリー」

液体燃料タンクのセンサー系統の不具合で延期されていたスペースシャトル「ディスカバリー」(STS-114)の打ち上げ日は、さらなる原因究明のため、日本時間の7月18日以降となることが発表された。なお、乗組員はケネディー宇宙センターに留まり、打ち上げ準備とトレーニングを続ける。

デジカメによる写真投稿

画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくのページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「光害地でのIC1396」(森栄二さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(光害地でのIC1396の写真)

「星雲、夏の星座など」(森栄二さん、キヤノン EOS 20D) )

(デネブ周辺の写真) (白鳥座γ星周辺の写真) (干潟星雲周辺の写真) (射手座周辺の写真)

「天の川に咲くキスゲ」(宮坂雅博さん、キヤノン EOS-1D Mark II)

(天の川に咲くキスゲの写真) (星空の夏高原の写真)

写真投稿

クリックで拡大します。

「プロミネンスの変化」(masaさん)

(プロミネンスの変化の写真)

タイトル:
「プロミネンスの変化」
撮影者:
masa
撮影日時:
2005年7月15日 8時20分〜35分
撮影地:
栃木県大田原市
撮影機材等:
ボーグ 50ED 、ソニー DCR-TRV20、Coronado Filter + PL18mm、アイピース + Electronic Imaging Eyepiece (Orion)
StellaImage 3にて2枚画像合成
コメント:

プロミネンスを狙っていました。あっという間の変化でした。

2005/07/13

都内街頭ビジョンで上映、野口さん搭乗の「ディスカバリー号」の打上げ、船外活動の様子

日本人宇宙飛行士野口聡一さん搭乗のSTS-114スペースシャトル「ディスカバリー号」の打上げ(日本時間7月14日4時51分予定)と船外活動等の映像が、NASAによる生中継に加えて、東京都内の街頭ビジョンでも上映が予定されている。詳細は、以下の「STS-114ミッション状況映像の上映及び発信について」を参照のこと。

○上映期間: 7月10日(日)〜16日(土)、7月23日(土)〜25日(月)、丸の内OAZOのみ、ミッション期間中〜8月1日まで。

○場所: 新宿アルタ(10時〜23時)、銀座三越(9時〜22時)、渋谷Q−FRONT(ハチ公前)(9時〜24時)、JAXAi(丸の内OAZO)(10時から20時)。

2005/07/11

M-Vロケット6号機/ASTRO-EII 打ち上げ成功、衛星名は「すざく」

X線天文衛星ASTRO-EIIを搭載したM-Vロケット6号機が、7月10日12時30分内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。その後、ロケットは正常に飛行し、衛星は所定の軌道に無事投入された。運用の開始は約1ヶ月後に予定されており、ブラックホールの時空構造の解明や遠方にある暗い原始天体探索など活躍が期待される。

野口さん搭乗のスペースシャトルの肉眼観測情報提供ページが公開に

倉敷科学センターでは、7月13日に打ち上げが予定されている野口宇宙飛行士搭乗のスペースシャトル「ディスカバリー号」の肉眼観測情報を提供するページを公開した。今回のシャトルは、国際宇宙ステーションとのドッキングが予定されており、日本でも夕空のよい条件で観測できることが期待されている。(なお、詳細な予報は打ち上げ後、軌道が確定次第提供される。)

天文関連書 新刊情報

21世紀こども百科宇宙館
小学館
本体 4300円 29cm 279p
ISBN 4-09-221222-4
銀河にひそむモンスター
福江純著 光文社
本体 667円 16cm 231p(知恵の森文庫)
ISBN 4-334-78370-8

デジカメによる写真投稿

画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくのページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「7月9日の太陽面(Hα画像)」(wataさん、サンヨー DSC-J4(=Xacti) )

(7月9日の太陽面(Hα画像)の写真)

「星雲、銀河」(大貫弘毅さん、キヤノン EOS Kiss Digital) )

(M8、20の写真) (M16、17の写真) (NGC7000の写真)

写真投稿

クリックで拡大します。

「太陽(Hα光)」(masaさん)

(太陽(Hα光)の写真) (太陽(Hα光:白黒)の写真)

タイトル:
(1枚目)「太陽(Hα光)」
(2枚目)「太陽(Hα光:白黒)」
撮影者:
masa
撮影日時:
撮影地:
栃木県大田原市
撮影機材等:
2005年7月10日
撮影機材等:
(共通機材)ボーグ 50ED 、ソニー DCR-TRV20、Coronado Filter
(1枚目機材)ORION Electronic Eyepiece
(2枚目機材)ミード Electronic Eyepiece
StellaImage 3
コメント:

黒点周辺がにぎやかでした

2005/07/08

M-V-6号機/ASTRO-EII 打ち上げは7月10日以降

天候不良のため打ち上げを延期しているM-V-6号機(X線天文衛星「ASTRO-EII」打ち上げ用ロケット)は、7月10日以降に打ち上げを設定することとなった。

デジカメによる写真投稿

画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくのページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「超新星2005cs」(Akiiさん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(M51-超新星出現前の写真) (M51-超新星出現後の写真)

「アンタレス付近」(ASTRO-KTさん、ニコン D70)

(アンタレス付近の写真)

「アルタイルの雷光」(宮坂雅博さん、キヤノン EOS-1D Mark II)

(アルタイルの雷光の写真)

「SN2005cs」(柴崎勝利さん、ニコン D70)

(SN2005csの写真)

2005/07/06

M-V-6号機/ASTRO-EII 打ち上げ延期

7月6日に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げを行う予定だったM-V-6号機(X線天文衛星「ASTRO-EII」打ち上げ用ロケット)は、天候不良のため打ち上げを7月8日以降に延期することが決定した。新たな打ち上げ日は決定次第発表される。

2005/07/04

天文関連書 新刊情報

星の地図館
林完次著 渡部潤一著 牛山俊男著 月本佳代美/著 小学館
本体 4800円 31cm 159p
ISBN 4-09-526078-5

デジカメによる写真投稿

画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくのページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「小フレア、太陽面(Hα)」(wataさん、サンヨー DSC-J4(=Xacti))

(7月3日夕方の小フレア(Hα画像)の写真) (7月2日の太陽面(Hα画像)」 の写真) (7月3日の太陽面(Hα画像)の写真)

写真投稿

クリックで拡大します。

「太陽、プロミネンス、太陽面」(masaさん)

(太陽の写真) (プロミネンスの写真) (太陽表面(Hα光による)の写真)

タイトル:
(1枚目)「太陽」
(2枚目)「プロミネンス」
(3枚目)「太陽表面(Hα光による)」
撮影者:
masa
撮影日時:
2005年7月2日
撮影地:
栃木県大田原市
撮影機材等:
ボーグ 50ED、Philips ToUcam PROII
Registax 3
コメント:

あまり大きなプロミネンスではありませんでしたが、構造が複雑でした。

2005/07/01

野口聡一さん搭乗の「ディスカバリー号」7月14日打ち上げへ

日本人宇宙飛行士 野口聡一さん搭乗のスペースシャトル「ディスカバリー号」について、NASAのグリフィン局長が30日、日本時間7月14日午前4時51分(米国東部夏時間7月13日午後3時51分頃)ケネディ宇宙センターからその打ち上げを行う旨を発表した。2年5ヶ月ぶりとなるスペースシャトルの飛行再開で、今回国際宇宙ステーションには補給物資など15トンが届けられることになっている。

ビクセンの"STAR BOOK"がバージョンアップ、「テンペル彗星(9P)」の位置表示が可能に

ビクセンの天体ナビゲーション機能付き天体望遠鏡「スフィンクス赤道儀シリーズ」に付属のコントローラー"STAR BOOK"がバージョンアップし、ディープインパクト計画の対象となっている「テンペル彗星(9P)」の位置表示が可能となった。同時に、7.0等星までの恒星の表示、およびスペイン語による表示も可能となっている。(内容の詳細及びダウンロードは、以下のホームページへ)

デジカメによる写真投稿

画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくのページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「3惑星の共演」(RETさん、ソニー DSC-P8)

(3惑星の共演の写真)

「アリスタルコス」(つきの扉さん、ソニー DSC-S75)

(アリスタルコスの写真)

「6月26日の太陽面(Hα)」(wataさん、サンヨー DSC-J4(=Xacti))

(6月26日の太陽面の写真)

「夕空のランデブー」(wataさん、キヤノン EOS 20D)

(夕空のランデブーの写真) (夕空のランデブー 2の写真)

「D70による金星と水星の接近」(田端健さん、ニコン D70)

(D70による金星と水星の接近の写真)