第3回MAPみえこどもの城 プラネタリウム解説コンクールの参加者を募集

【2006年10月3日 アストロアーツ】

三重県立みえこどもの城(三重県松阪市)では、第3回を迎える「プラネタリウムの生解説コンクール」の予選参加者の応募を開始した。三重県立みえこどもの城では、新たな人材発掘、プラネタリウム解説に新風を吹き込むことを目的にプラネタリウム解説コンクール(通称プラコン)」を毎年開催している。なおこのコンクールは、文部科学省、月刊「星ナビ」などが後援している。


三重県立みえこどもの城では、「第3回MAPみえこどもの城 プラネタリウム解説コンクール」の参加者の募集を10月1日から開始した。作品の受付は11月末までで、応募作品の中から、来年2月の本選大会への出場者が8人(組)選ばれる。プラコンの応募者は、中高生天文部員から、大学生、星仲間の社会人などさまざまだが、いずれもアマチュアであることが条件となっている(プラネタリウム解説経験者、プロ解説者は応募資格がない)。

今年の解説課題は、“「こと座」のベガ南中の星空を8分以上、10分以内で解説する”というもの。第1回2005年の受賞作は、ステラナビゲータ Ver.7用に番組化され、第2回の応募者から徹底的に研究されることとなり、ハイレベルな戦いとなった。

今年の審査ポイントは、さらに高いレベルが要求される内容で、プラネタリウムの基本的な解説をふまえているか、個性を最大限に発揮、解説の技量が磨かれているか、解説内容や展開が新しいスタイルかつ斬新であるか、実際にプラネタリウムを想定し観客との一体感を作り出せているか、宇宙と人間について示唆に富み観客も宇宙への関心が高まるものであるか、などとなっている。

回を重ねるごとにレベルアップするプラネタリウム解説コンクール。第1回、2回ともに最優秀賞受賞したのは、三重県津市の高田高校天文部。いずれも、ステラナビゲータ Ver.7用に番組化されており、再び他の参加者から研究し尽くされるのは必至。連続最優秀賞受賞の座は維持できるのか、新たな最優秀賞受賞者(グループ)の出現となるか、第3回の行方が楽しみだ。

なお、プラネタリウム解説コンクールの応募方法などの詳細は、ホームページ 「第3回MAPみえこどもの城 プラネタリウム解説コンクール」を参照されたい。

第3回MAPみえこどもの城 プラネタリウム解説コンクール

予選参加者募集期間:
平成18年10月1日(日)〜11月30日(木)(当日消印有効)
本選大会日時:
平成19年2月11日(日)13:00〜開演
審査結果発表は16:00(予定)〜
本選大会場所
MAPこどもの城 3Fドームシアター
(三重県松阪市立野町 1291 中部台運動公園内)