打ち上げ成功、「かぐや(セレーネ)」月へ
【2007年9月14日 JAXA】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月周回衛星「かぐや(SELENE)」を乗せたH-IIAロケット13号機は、本日10時31分1秒、種子島宇宙センターから無事に打ち上げられた。
「かぐや」は当初8月16日に打ち上げられる予定だったが、子衛星の部品を交換するために9月13日に延期となり、さらに天候不順のため14日に延期されていた。
当日の種子島宇宙センターは雲が見られたものの安定した天候で、H-IIAロケット13号機は予定の時刻に打ち上げられた。
打ち上げ後約45分34秒で、衛星本体はロケットから分離した。「かぐや」は地球を2周半したあと月へ向かい、およそ3週間で到着する。機器の動作テストを経て、2か月後には月からの映像が届き、3か月後には本格的な観測が始まる予定だ。