ステラナビゲータ Ver.9の「あかつき」更新データを公開、
シミュレーション用のスクリプトもコンテンツ・ライブラリで公開
【2010年11月18日 アストロアーツ】
ステラナビゲータ Ver.9に収録している金星探査機「あかつき」の更新データを公開しました。更新データをセットアップすることで、2013年2月までのシミュレーションを行えるようになります。あわせて、シミュレーション用のスクリプトをコンテンツ・ライブラリで公開しました。太陽系内を航行する様子などをアニメーション表示で楽しめます。
2010年5月21日にH-IIAロケット17号機によって打ち上げられた金星探査機「あかつき」が、いよいよ12月7日に金星周回軌道へと投入されます。「あかつき」は、金星の大気の謎を解明することを主な目的として開発された日本の惑星探査機で、金星のまわりを楕円軌道を描きながら数年もの歳月をかけて金星を観測する予定です。
「あかつき」は、地球をまわる人工衛星とは違って直接見ることはできませんが、ステラナビゲータ Ver.9を使えばその位置を知ることができます。これによって、「あかつき」がどのような経路をたどって金星までたどり着くのか、今どこにいるのか、金星のまわりをどのように航行するのかを、シミュレーションでたどることができます。
ステラナビゲータ Ver.9をインストールした直後の状態では、「あかつき」が金星に到着するまでの経路を見られますが、今回公開された「探査機更新データ」をセットアップすることで、金星到着後の予定探査経路を含む2013年2月までの位置を表示することが可能になります。ステラナビゲータ Ver.9をご利用の方は、「探査機更新データ」のページより更新データをダウンロード、インストールしてください。
※「あかつき」のデータについて
ステラナビゲータ Ver.9探査機更新データに含まれる「あかつき」の位置データは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のご協力により公開させていただいています。なお、このデータは、「あかつき」のおおよその軌道(予定を含む)を示しているものであり、実際の軌道を厳密に表現したものではありません。
《コンテンツ・ライブラリ機能について》
「ステラナビゲータ」は、美しい星空や日食・月食、流星群などの天文現象や未体験の宇宙映像をパソコン画面に再現する天文シミュレーションソフトウェアです。「コンテンツ・ライブラリ」機能を利用すると、天文現象を再現するアニメーションやプラネタリウム番組、天体のデータなど、新しいコンテンツをインターネット経由でダウンロードしてステラナビゲータにインストールすることができます。
「あかつき」の更新データ公開にあわせて、コンテンツ・ライブラリで「「あかつき」太陽系俯瞰」(太陽系を俯瞰して「あかつき」の航路を表示)と「「あかつき」金星への旅」(太陽系をフライトしながら「あかつき」の視点で金星を表示)の2つのアニメーションを公開しました。ダウンロード、インストールしてお楽しみください。