神舟9号と天宮1号、中国初の有人ドッキングに成功

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【2012年6月18日 Spaceflight Now／CMSE】

日本時間18日午後3時ごろ、3人の飛行士を乗せた中国の宇宙船「神舟9号」が宇宙ステーション「天宮1号」とのドッキングに成功した。

神舟9号打ち上げの様子

長征2Fロケットで打ち上げられた神舟9号（提供：China Manned Space Engineering Office。以下同）

ドッキングのイメージ図

ドッキングのイメージ図。クリックで拡大

景海鵬（Jing Haipeng）さん、劉旺（Liu Wang）さん、劉洋（Liu Yang）さんの3人を乗せた神舟9号は、6月16日午後7時37分（日本時間。以下同）に中国北部内モンゴル自治区の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。景海鵬さんは2008年の神舟7号以来2度目の宇宙飛行、劉旺さんと劉洋さんは初飛行である。また劉洋さんは中国初の女性宇宙飛行士となった。

中国4度目の有人宇宙ミッションとなるこの宇宙船は2日間の飛行を経て、昨年9月29日に打ち上げられた実験モジュール「天宮1号」に接近、18日午後3時8分にドッキングを完了した。昨年11月には神舟8号が無人でのドッキングテストに成功しており、今回が中国初の有人ドッキング成功となる。

今後クルーは天宮1号に移動して科学実験などを実施した後、宇宙船で地上に帰還する予定。