「こうのとり」4号機がISSから離脱 7日に大気圏突入へ

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【2013年9月5日 JAXA

先月打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機が5日未明、係留されていた国際宇宙ステーションから切り離された。今月7日大気圏に突入して燃えつき、ミッション終了となる。


ロボットアームで放出される「こうのとり」4号機

ロボットアームで放出される「こうのとり」4号機。クリックで拡大(提供:JAXA/NASA)

9月5日未明(日本時間、以下同)、国際宇宙ステーション(ISS)に係留されていた「こうのとり」4号機(HTV4)がISSを離脱した。

8月4日に種子島宇宙センターから打ち上げられた「こうのとり」は、6tの補給物資をISSに送り届けた。同月12日にドッキングして貨物が移し替えられた後は、代わりに不要物資の積み込み作業が行われた。今回は初めて与圧部だけでなく非与圧部にも、廃棄される米国の実験装置が搭載されている。

9月3日深夜に補給キャリア与圧部のハッチが閉じられ、ISSからの分離作業を開始。4日深夜から翌5日未明にかけて、ISSのロボットアーム(SSRMS)での把持、そして軌道への放出が行われた。

「こうのとり」4号機は単独で地球を周回した後、7日午後3時36分ごろ大気圏へ突入して燃え尽きる。3号機に引き続き、再突入データ収集装置「i-Ball」による大気圏突入時のデータ取得が試みられる予定だ。