「こうのとり」4号機打ち上げ成功 アイソン彗星撮影用カメラも搭載
【2013年8月5日 JAXA (1)/(2)】
4日早朝、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ補給機「こうのとり」4号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。10日未明にISSに到着、ドッキングする。
8月4日4時48分46秒(日本時、以下同)、国際宇宙ステーション(ISS)輸送機「こうのとり」(HTV)4号機が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。「こうのとり」はおよそ15分後にH-IIBロケット4号機から分離され、打ち上げは無事成功した。
「こうのとり」は、日本実験棟「きぼう」で行われる実験サンプルや、ISSから放出して軌道に乗せる超小型衛星、ISSシステム装置や滞在クルーの食料・日用品など約5.4tの物資をISSに輸送する。搭載品のひとつがNHKとJAXAが共同で準備した超高感度4Kカメラで、12月に地球に最接近するアイソン彗星(C/2012 S1)を、若田光一宇宙飛行士が高度約400kmのISSから撮影する。とらえられた映像はNHKの番組などで紹介される予定だ。
「こうのとり」は5日間あまりの飛行の後ISSとランデブーし、8月9日夜から10日未明にかけてドッキング作業を行う。この模様はウェブ生中継で見ることができる。