編集・発行・発売/株式会社アストロアーツ
価格 4,725円(税込)
A4変型判、432ページ(カラー 16ページ、モノクロ 416ページ)
概要
本書は、月刊星ナビに連載の「こだわり天文夜話」でもお馴染みの、プラネタリウム解説員の金井三男(※1)氏が、ステラナビゲータを使って過去や未来の天文現象を研究した成果をまとめたものです。
全52編を全て見開きで構成し、左ページには著者のこだわりエッセイを、右ページにはステラナビゲータ Ver.8で再現する手順を紹介。各天文現象をより面白く理解できるようにしました。さらに「こだわりコラム」4編も収録しています。
おもな内容
第1章 太陽
- 夏至、春秋分、冬至の日の太陽高度の変化を確認してみよう
- 春分の日の各緯度での太陽の動きを調べよう
- 春分の日、札幌・東京・鹿児島で日没方位はどう変わるだろう
- 1月1日と7月1日の太陽の見かけの大きさを比べてみよう
- 日の入り寸前の太陽がつぶれて見えることを確かめよう
- 2008〜2023年までの春分点付近の太陽の動きを見てみよう
- 東京でのアナレンマを描いてみよう
- 富士山で地球の影が見えることを確かめよう
- 1887年8月19日、東京都中央区で見えた日食を再現しよう
- 2008年8月1日の皆既日食中の肉眼惑星を確かめよう
第2章 月
- 日の入り時、月は月齢ごとにどの位置に見えるか調べてみよう
- 冬は満月が高い位置にくることを確かめよう
- 世界各地で月は恒星に対してどのように位置を変えるか、調べてみよう
- 月の通り道(白道)が移動することを確かめよう
- 測心位置による月の奇妙な動きを確かめよう
- 月の首振りを確かめよう
- 1等星の星食季節を調べてみよう
- 2010年12月21日の皆既月食の見え方を調べてみよう
- 2008年元日0時、月面から地球を見てみよう
第3章 惑星
- 地球から見たとき、金星が太陽の周りをどうまわるか調べてみよう
- 2012年6月6日の金星の日面通過を見てみよう
- 金星の8年周期パターンを描いてみよう [本誌見本]
- カイロが建設された970年の火星の動きを調べてみよう
- 2003年8月の火星の“超”大接近を見てみよう
- 火星で見る月(フォボス)の出はなんとも不思議!
- 木星の衛星が互いに隠し合う様子を見てみよう
- 木星土星60年会合説を確かめよう
- 土星面上で見える星空を描いてみよう
- 2008年1月1日0時の天王星での星空を見てみよう
- 天王星の衛星が公転する様子を調べてみよう
- 水星での北極星を探してみよう
- 2008年1月1日の太陽系外縁天体の位置を調べてみよう
- 水星から見た太陽を描いてみよう
- 2065年11月22日に起こる金星による木星食を調べてみよう [再現画面]
- 2098年6月30日19時の西空を再現してみよう
第4章 小惑星・彗星・流星
- 4大小惑星の軌道を表示してみよう
- ハレー彗星が地球に近づくときの軌道上の動きを見てみよう
- 4518年のヘール・ボップ彗星の見え方を再現しよう
- スイフト・タットル彗星と地球の軌道上の位置を見てみよう
- しし座流星群を見てみよう
第5章 恒星・星座
- 夕方、季節によって天の川の見え方が変わることを確かめてみよう
- ギリシアでオリオンとさそりの追いかけっこを調べよう
- 北斗七星とカシオペヤの星時計を描いてみよう
- 北極星の日周運動を描いてみよう
- 歳差で春分点の位置が変わる様子を見てみよう
- クリスマスの夜、はくちょう座(北十字)が地平線に立つことを確かめよう
- ベテルギウスとリゲルの緯度による昇り方の違いを調べよう
- カノープスが大気差で浮き上がる現象を確かめよう
- ミラが変光する様子を再現してみよう
- かに星雲超新星が明るくなる様子を再現してみよう
- 冬の大三角の三辺の長さを測ってみよう
- 紀元前1万年のエジプトでシリウスのヘリアカル・ライジングを見てみよう
金井三男のこだわりコラム
- 日出日没に要する時間から観測地点の経度がわかる
- 太陽・月・惑星の出没時間の定義
- テクノロジーの発達で宇宙はさらに広がった
- こだわり著者が考案した「星時間」はいかが?