機能一覧
Ver.8からの新機能
- 3D地上風景の表示
- 前バージョンでも、場所を指定してスカイラインを生成することができましたが、Ver.8では場所を移動するとスカイラインや付近の地形が瞬時に描写されます。
- 空の色のシミュレーション
- 光の散乱にもとづいて「空」を正確にシミュレーション。地上はもとより、上空を運航する旅客機から見たような空のようすもリアルに再現。
- 衛星フライトモード
- 前バージョンでは、地平高度の設定は9,999メートルまででしたが、Ver.8では人工衛星の軌道まで自由に行き来することができます。さらに、ジェット機やスペースシャトルに搭乗したかのような移動も可能です。
- 昼夜マッピング
- 宇宙から見た地球の姿を美しく再現。昼の側には美しい海や大陸が広がり、夜の側には、人工衛星でとらえた都市による地上光のようすが表示されます。
- 人工衛星の動きを立体的に描画
- 地球の外側から人工天体(ほとんどは衛星打ち上げのために使われたロケットブースターの燃え残り)の動きを見ることができます。
- 月や火星の地名などを表示
- 月や火星の主な地名を表示。また、すべての惑星の南北方向を示す軸や経緯度線も表示できるので、本格的な観測のサポートも万全。
- 惑星から見た星空
- 地球の周辺だけではなく、月や火星など他の太陽系天体からの星空を見ることもできます。
- 12個の探査機を表示
- 主要な探査機12機の特定日時における位置や航行経路を表示できるうえに、探査機に視点を設定することができるので、惑星に急接近するようすなども楽しめます。
- 表示可能な探査機:カッシーニ / ディープインパクト / ガリレオ / はやぶさ / マーズ・リコナサンス・オービター / ニューホライズンズ / のぞみ / パイオニア10号 / パイオニア11号 / ボイジャー1号 / ボイジャー2号
- 恒星間航行
- 太陽系を離れて2,000光年までの恒星空間をフライトすることができます。
- 観測に役立つDSS写真カタログ
- オンライン天文サーベイ画像サービス(Digitized Sky Survey; DSS)にアクセスして写真星図を表示できます。写真データを元にしているので、見るだけで楽しめることはもちろん、自分で撮影した写真と比較するリファレンスとしても活用できます。
- 138万個の銀河データベース
- 138万個の銀河データベースPGCを搭載し、銀河が網の目のように分布している宇宙の大規模構造のようすや、銀河が群れをなす銀河群、銀河団の詳しいようすをイメージ表示で見ることができ、さらに銀河の観測にも役立ちます。
- 赤道儀の極軸合わせ支援
- 極軸望遠鏡のパターンとリアルタイムの北極星の位置を表示して、遠征や写真撮影には欠かせない赤道儀の極軸あわせを正確かつスピーディーに行うことができます。
- 対応望遠鏡一覧
- ユーザーとアストロアーツの双方向サービス開始
- 新サービス「コンテンツ・ライブラリ」によって、アストロアーツ作成の新しいプラネタリウム番組やシミュレーションの設定ファイル、新天体データなどを入手できます。さらに、ユーザー自身がオリジナルのコンテンツを登録・公開できます。
- 簡単便利なクイックアクセスバー
- 天文現象をはじめ、月齢カレンダーや今日の日出没時刻、天文の最新情報などをサイドバーに集約しました。時刻をクリックすれば、星図の時刻も簡単に設定可能です。
その他の主な機能
シミュレーションの機能
- 紀元前10万年から西暦10万年まで、任意の日時をシミュレーション可能。西暦1582年のユリウス暦とグレゴリオ暦の切り替えに対応
- 地球をはじめとする太陽系惑星上のどこでも観測地として設定可能。フライトモード時には太陽系・恒星間宇宙の任意の座標に視点を設定可能
- 標準恒星データに「ヒッパルコス星表」(恒星数約11万8千個)を採用
- 拡張恒星データに最新の「Tycho星表(恒星数約100万個)」、「Tycho-2(恒星数約250万個)」と、「GSC-ACT(ガイドスターカタログ)」(約16等までの約1600万個)を搭載。標準恒星データと自動切り替えが可能
- 恒星の位置は0.1秒角の精度。月・惑星の位置は1秒角の精度で計算(西暦1500年から2500年の期間)
- 紀元前の日食、月食など歴史上の天文現象を十分に検証できうる精度でシミュレート
- 地球の歳差運動と恒星の固有運動を自動的に計算し、過去や未来の天の北極の移動や星座の形の変化も忠実に再現
- 地平線近くの天体の大気差による浮き上がり・色の変化、太陽や月の変形も忠実に再現
各天体の表示機能
- 全天88個の星座の名称、星座線、星座絵(イラスト)、星座境界線を表示
- 約1万個の星雲・星団を表示。おもな星雲星団についてはリアルなイメージを表示
- 星雲・星団をカタログ、種別、等級で選択して表示可能
- アンドロメダ大銀河、すばる等、星雲・星団の通称を表示。また、通称でも検索が可能
- 恒星の色、またたき、等級の微妙な違いをきめ細かく表現
- 恒星の固有名、バイエル名、フラムスチード番号、変光星名を表示可能
- 恒星の表示サイズを調整可能
- 日食時のダイアモンドリング・コロナ、月食時の地球の本影をリアルに再現
- 月の模様を、秤動を考慮して正確に表示
- 惑星は自転による表面模様(火星・木星・土星)、満ち欠け(全惑星)を再現
- 各惑星のおもな衛星22個の位置や名称、軌道を表示
- 彗星、小惑星を表示可能。データを随時追加可能。
- 惑星・彗星・小惑星の移動ベクトル(方向と移動量)を表示
- 14個の流星群と散在流星をシミュレート。流星群については出現確率を調整可能
- 過去の銀河系内4大超新星に対応
- 人工衛星を表示
- 天体の名称等のフォントサイズを、一括して大きく・小さく変更可能なほか、さまざまなカスタマイズが可能
天体事典機能
- 約600天体のくわしい解説を収録した「天体事典」機能。天体名や文字列の検索も可能
- 「天体事典」の監修は国立天文台准教授の渡部潤一氏
- 各解説ページから、該当する天体を星図の中央に表示可能
星座ガイド機能
- マウスでクリックした星座を一つずつナレーションで解説する「星座ガイド」機能
- ナレーションは、元天文博物館五島プラネタリウム解説員の木村かおる氏
星図の表示機能
- 夕焼け、薄明を美しく再現。月明かりや光害(調整可)も再現
- 天の川・月面・惑星表面・おもな星雲・星団をリアルに表示
- リアルな地上風景の画像を表示。ユーザによる追加編集も可能。また内蔵の地形データから観測地周辺のスカイラインを自動生成可能
- メッシュデータから観測地の標高を自動的に取得
- 星の日周運動などをなめらかに再現するアニメーション機能。また内蔵時計に合わせてのリアルタイム表示も可能
- アニメーション中に星の光跡を残すことが可能
- 180度から0.1度まで任意の視野範囲でズーム可能
- 広角画面(メインウィンドウ)と天体の拡大画面(サブウィンドウ)を同時に表示可能。さらにメインとサブの切り替えも可能
- 地平座標・赤道座標・太陽系など多彩な表示モード・投影法で、天文現象をさまざまな観点から表示可能
- 望遠鏡の使用を考慮した視野回転機能(180度回転、左右反転、上下反転)
- 強力な「検索機能」は同義語辞書を搭載し、「木星」「ジュピター」「Jupiter」などで検索可能
天体観測支援機能
- 指定した天体や座標を星図の中央に表示する「名前で検索」機能
- 日月食や惑星食など、天体の会合現象を計算し予測する「会合を検索」機能
- 指定日の太陽系天体の出没・南中時刻・座標などを計算する「今日のデータ」機能
- 指定間隔で移動天体の位置・視直径・光度などを一覧化する「位置推算」機能
- 位置推算表をグラフ化して長期変化を表す「天体グラフ」機能
天体撮影支援機能
- カメラの写野角を表示して、撮影構図の検討が可能
- アニメーション・光跡残しモードと組み合わせて、固定撮影のシミュレートが可能
望遠鏡コントロール機能
- 望遠鏡の向いている方向をリアルタイムに追従して星図に表示
- 星図で見たい天体を選択して、天体自動導入(望遠鏡のコントロール)が可能
- 視野角・写野角の中心を選択して自動導入、望遠鏡の視野・写真撮影構図を決定可能
プラネタリウム・BGV
- 任意の日付・場所の、日没から翌朝の日出までの星空を自動解説
- 全国有名プラネタリウム解説者のナレーションによる12本のオリジナル番組
- 三重県立みえこどもの城主催「プラネタリウム解説コンクール」最優秀作品を収録
- さまざまなシーンと曲でつづる10本のBGV
プラネタリウム番組一覧
BGV一覧