ステライメージ7・天体画像処理コンテスト

ワークフローの使い方

各作品のワークフローは、以下の手順でステライメージに追加して開くことができます。

体験版のダウンロード、インストール

ステライメージをお持ちでない方は、「ステライメージ7 体験版」をインストールしてご利用ください。

画像に格子線が入る、試用期間が30日などの制限はありますが、ワークフローを使った画像処理をお試しいただけます。

1. 元画像のダウンロード

画面:元画像ファイルをダウンロード まず、各部門のページにアクセスし、一覧のトップにある元画像ファイルをダウンロードしてください。

元画像はzip形式の圧縮ファイル(○○.zip)になっており、ダウンロード後に展開するとfts形式の画像データファイル(○○.fts)が得られます。

2. ワークフローファイル(sisファイル)のダウンロード

画面:ワークフローファイルをダウンロード 次に、同じページ内の各作品の隣に表示されている、ワークフローファイル(○○.sis)をダウンロードしてください。

画像の横にワークフローファイルへのリンクがありますので、リンクを右クリックして「対象をファイルに保存」します。

3. ワークフローファイルを決められたフォルダーに保存

ステライメージからワークフローファイルを読み込むため、決められたフォルダーにコピーします。

  1. 画面:「ワークフロー」バー ステライメージ7を起動して、「ワークフロー」バーの[開く]ボタンを押します。
  2. 画面:「ワークフローを開く」ダイアログ 「ワークフローを開く」ダイアログが開きますので、[エクスプローラで開く]ボタンを押します。
  3. 画面:エクスプローラー ワークフローファイル(sisファイル)の保存先フォルダーが開くので、先ほどダウンロードして保存したワークフローファイルをこのフォルダーにコピーします。
  4. エクスプローラーのウィンドウを閉じます。
    さらに、「ワークフローを開く」ダイアログも[キャンセル]ボタンで閉じます。

4. 使用するワークフローファイルを開く

画面:「ワークフローを開く」ダイアログでワークフローを選択 もう一度、「ワークフロー」バーの[開く]ボタンを押して「ワークフローを開く」ダイアログを開くと、[ワークフローリスト:]の一覧に今回ダウンロードしたワークフローが追加されていますので、これを選んで[開く]を押します。

「ワークフロー」バーに、ワークフローが表示されます。

5. 元画像を開いてワークフローを適用

画面:元画像にワークフローを適用した処理後の画像 最初にダウンロードした元画像(○○.ftsファイル)のファイルをステライメージにドラッグ&ドロップして、画像を開きます。

あとは、元画像に対してワークフローの処理工程を実行したり、各工程の設定値を詳しく確認したりしてみてください。

ワークフローについて

ワークフローのサンプル

ワークフローは、ステライメージで行う画像処理や操作を1工程ずつ記録し、一度に実行したり順序を変えたりできる機能です。

[設定]メニューから[ワークフロー]を選ぶと、「ワークフロー」バーが表示されます。

  • ステライメージで画像を開いてからワークフローバーの[記録開始]ボタンをクリックし、さまざまな画像処理を行うと、その処理過程がワークフローバーの[処理工程:]の欄に記録されます。
  • 記録した工程は[編集]ボタンで設定値を編集することもできます。
  • ワークフローには、画像の中の特定の領域にだけ処理を行うための「選択マスク作成」も記録することができます。「背景にだけ処理をかけたい」「恒星にだけ処理をかけたい」といった場合に便利です。

例:

ワークフローバーの[記録開始]ボタンが押されている状態で[フィルタ]メニューから「ぼかし」ダイアログを開き、画像にぼかしをかけてから[OK (記録中)]ボタンをクリックすると、「ぼかし」の工程がワークフローの[処理工程:]リストに記録されます。

また、処理工程のリストに記録された「ぼかし」工程を選択して[編集]をクリックすると、再び「ぼかし」ダイアログが開いてぼかしフィルタの設定値を変更できます。

ワークフローの保存・参照

以下の手順で、記録したワークフローに名前を付けて保存できます。

  1. ワークフローバーの[保存...]ボタンをクリックします。
  2. 「ワークフローを保存」ダイアログが開きますので、ワークフローの名前と簡単な説明を入力して[保存]を押します。

保存したワークフローは「.sis」という拡張子のファイルに保存されます。このファイルは以下の手順で取り出すことができます。

  1. ワークフローバーの[開く...]ボタンで「ワークフローを開く」ダイアログを開きます。
  2. [エクスプローラで開く...]をクリックすると、ワークフローファイル(*.sis)が保存されているフォルダーをWindowsのエクスプローラーで参照できます。コンテストの応募メールに添付するワークフローファイルはここからコピーしてください。

ワークフロー機能の使い方について、詳しくは以下の解説動画をご参照ください。

星ナビ8月号に解説記事を掲載

『星ナビ』2013年8月号の記事サンプル

『星ナビ』2013年8月号(7月5日発売)に、「ワークフロー」機能についての解説記事(4ページ)を掲載。工程の記録や数値の変更、処理の追加などについて詳しく紹介しています。

ウェブでも同内容をご覧いただけます