夜半の明星
木星は、直径が地球の約11倍もある太陽系最大の惑星です。夜空ではとても明るく目立ち、「夜半の明星」とも呼ばれています。
2015年の前半は、木星は「かに座」から「しし座」のあたりに位置しており、2月から3月は深夜に南の空の高いところ、4月から5月は宵に南西の空、6月以降は夕方から宵に西の空に見えます。
同じ時期、夕方の西の空には「宵の明星」の金星が輝いています。月や金星を別とすれば、夜空で一番目立って明るく見えるのが木星なので、見つけるのは難しくないでしょう。色はやや黄色っぽく見えます。星座を形作る恒星と比べて、あまりまたたかないことも特徴です。