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2015年 七夕

7月7日は七夕。伝説では年に一度、おり姫星とひこ星が天の川を渡って会うことのできる、特別な日です。

短冊に願い事を書いたら、空を見上げましょう。星を眺めることが少ない方にとって、七夕は良い機会です。

今年の伝統的七夕(旧七夕)は8月20日。7月7日とともに、とくに星や宇宙に思いを馳せたい一日です。

おり姫星、ひこ星を見つけよう

せっかくの七夕ですから、夜空を見上げて、おり姫星とひこ星を探してみましょう。広い地域で梅雨のまっただ中ではありますが、七夕の星は七夕の日にしか見えないわけではありません。7月7日を過ぎてからでもほぼ同じような星空を見ることができますし、8月にもなれば梅雨も明けているはずです。

7月7日前後の午後9時過ぎ、東の空を見上げると、2、3個の星を見つけることができます。

とくに明るい2つの星が「おり姫星(織り姫星、織女星)」と「ひこ星(彦星、牽牛星)」です。北寄りにあり、先に昇ってきて高いところに見える明るい方の星がおり姫星です。

おり姫星は西洋の名前で言うと「こと座」の「ベガ」、ひこ星は「わし座」の「アルタイル」です。さらに、おり姫星とひこ星のほかにもう一つ、目立って明るい星が左の方にあります。「デネブ」と呼ばれる「はくちょう座」の星です。

7月7日夜9時ごろの、町中から見上げた東の空の様子

7月7日夜9時ごろの、町中から見上げた東の空の様子。クリックで星図拡大(ステラナビゲータで星図作成、以下同)

これら3つの星は星々の中でもとくに明るい「1等星」で、3つを結んでできる大きな三角形が「夏の大三角」です。

町明かりがない暗い夜空なら、デネブから夏の大三角を通って、ベガとアルタイルの間を流れる「天の川」が見えるでしょう。2015年は7月16日と8月14日が新月なので、とくにこの前後のころには月明かりの影響もなく、天の川が見えやすくなります。

また、この夏は南の空に土星も見えています。天体望遠鏡で環を観察してみましょう。
解説ページ ›› 【特集】2015年 土星を見よう
【特集】2015年 土星を見よう

七夕前後の星空観察会やプラネタリウム投影などのイベント情報は「パオナビ」でチェック。
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7月7日夜9時ごろの、暗いところから見上げた東の空の様子

7月7日夜9時ごろの、暗いところから見上げた東の空の様子。天の川が見えるかもしれない。クリックで星図拡大

星座早見アプリを使うと、ベガやアルタイル、夏の大三角などが簡単に見つけられます。

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製品ページ「活用しよう」コーナーで、ステラナビゲータを使って七夕の星空を解説する活用例を掲載しています。