2018年
連休終盤、未明から明け方の南東の空に月と土星、火星が見える。月は5日に土星と大接近し、6日と7日は火星と並ぶ。この夏に地球と最接近する火星の赤さや明るさも目を引く。また6日と7日は、月明かりの影響がやや大きいが、みずがめ座η流星群の流れ星も見えるかもしれない。「月と惑星を見る」のと「月を避けて流れ星を待つ」の両方を楽しんでみるのも良さそうだ。
連休明けから中旬ごろまでは月が細く、星が見やすい時期になる。北斗七星や春の大三角など明るく目立つ星の並びだけでなく、やや暗めの星座を見つけるチャンスなので、星図などを参考にして星をたどってみよう。
そんな星座の一つ、てんびん座には、「夜半の明星」とも呼ばれる木星が輝いている。今月衝を迎える木星は一晩中見え、絶好の観察シーズンだ。てんびん座の星に対する位置の変化やガリレオ衛星、縞模様など様々な観点から、木星をじっくり観察してみよう。
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | 0.2 | -0.2 | -0.9 |
視直径 | 7.3″ | 6.2″ | 5.4″ |
星座 | うお | うお | おひつじ |
現象 |
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金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -3.9 | -4.0 | -4.0 |
視直径 | 11.7″ | 12.1″ | 12.7″ |
星座 | おうし | おうし | ふたご |
現象 |
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -0.5 | -1.0 |
視直径 | 11.5″ | 14.2″ |
星座 | いて | やぎ |
現象 |
天王星・海王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | |
等級 | 5.9 | 7.9 |
視直径 | 3.4″ | 2.2″ |
星座 | おひつじ | みずがめ |
現象 |
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