2019年
2019年は松の内に注目の天文現象が続く。まず2日の明け方に細い月と金星が大接近。1日の初日の出だけでなくこの日も早起きして東の空を眺めよう。月と金星の下には木星も見え、金星と木星は下旬に最接近する。
松の内2つ目の注目は4日明け方のしぶんぎ座流星群。ピーク時刻は夜明け以降だが、月明かりのない好条件だ。連日の早起き(夜更かし)となるが観察してみたい。
そして最大の注目は6日午前の部分日食。日本で見られる日食は約3年ぶりとなる。お正月休みの間に観察・撮影計画をしっかり立てて、安全と防寒の備えをして楽しもう。
宵空に「冬の大三角」や「冬のダイヤモンド」が上り、色とりどりの星々が夜空を飾っている。注目の現象は明け方に多いが、宵の星空の世界ももちろん面白い。星座探しや星雲星団ウォッチングも、ぜひどうぞ。
- 1月
- ウィルタネン彗星が6等前後
- 1日(火)
- 初日の出
- 2日(水)
- 細い月と金星が大接近
- 4日(金)
- しぶんぎ座流星群が極大
- 6日(日)
- 部分日食
- 6日(日)
- 金星が西方最大離角
- 下旬
- 金星と木星が接近
- 31日(木)
- 細い月と木星が接近
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -0.5 | -0.7 | -1.1 |
視直径 | 5.0″ | 4.8″ | 4.7″ |
星座 | いて | いて | やぎ |
現象 |
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金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -4.4 | -4.4 | -4.3 |
視直径 | 25.0″ | 22.5″ | 20.4″ |
星座 | てんびん | へびつかい | へびつかい |
現象 |
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.5 | 0.8 |
視直径 | 7.2″ | 6.4″ |
星座 | うお | うお |
現象 |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -1.8 | -1.9 |
視直径 | 32.0″ | 33.1″ |
星座 | へびつかい | へびつかい |
現象 |
土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.5 | 0.5 |
視直径 | 15.0″ | 15.1″ |
星座 | いて | いて |
現象 |
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天王星・海王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | |
等級 | 5.8 | 7.9 |
視直径 | 3.5″ | 2.2″ |
星座 | うお | みずがめ |
現象 |
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