板垣さんが5月発見の新天体、超新星と確認、通算数156個に

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山形県の板垣公一さんが5月30日にさんかく座の銀河に発見した新天体が超新星と確認された。板垣さんの超新星発見数は今年9個、通算156個となる。

【2020年7月20日 Transient Name Server

山形県の板垣公一さんが5月30日17時42分ごろ(世界時。日本時では31日2時42分ごろ)、さんかく座の銀河NGC 582に17等の新天体を発見した。天体の位置は以下のとおり。

赤経  01h31m55.030s
赤緯 +33°28′20.75″(2000年分点)

さんかく座の新天体
さんかく座の新天体の発見画像(撮影:板垣さん)

NGC 582周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
NGC 582周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について

2020lkbの符号が付けられた後、存在確認や測光観測は継続的に行われていたが、1か月以上にわたりこの天体の正体はわかっていなかった。7月15日に米・パロマー天文台で分光観測が実施され、II型超新星らしいことが確認された。

板垣さんの超新星発見数は今年9個、通算では156個(独立発見を含む)となった。

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