小嶋さん、へびつかい座に新星発見

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群馬県の小嶋正さんが3月10日、へびつかい座に新星を発見した。三重県の中村祐二さん、愛知県の山本稔さん、山形県の板垣公一さん、香川県の藤川繁久さんたちも1時間ほどの間に独立発見している。

【2024年3月10日 CBAT

群馬県の小嶋正さんが3月10日18時37分ごろ(世界時。日本時では11日3時37分ごろ)にへびつかい座付近を撮影した画像から、11.5等の新天体を発見した。

確認画像
確認画像(撮影:吉本勝己さん

へびつかい座の新星の位置
へびつかい座の新星の位置。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成)

この天体は、4時7分ごろ(日本時、以下同)に三重県の中村祐二さん、4時22分ごろに愛知県の山本稔さん、4時48分ごろに香川県の藤川繁久さんからも相次いで発見が報告された。さらに山形県の板垣公一さん(4時38分ごろ)やオーストラリアのA. Pearceさんも前後して報告を行っている。

5時10分ごろには広島県の東広島天文台かなた望遠鏡ですぐに分光観測が行われ、爆発から間もない新星であることが確認された。

小嶋さんの新星発見は昨年9月以来となる。

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