【星ナビレポート】おうちで月面探査「SORA-Q Flagship Model」9月発売
【2023年4月14日 星ナビ編集部】
「SORA-Q」はタカラトミーとJAXA等との共同開発で誕生した、超小型の変形型月面ロボットだ。2023年8月に打ち上げ予定の小型月着陸実証機「SLIM」に搭載されることが決定している。初期状態は球体だが、月面着陸後は左右に拡張変形して走行し、前後に搭載されたカメラで月面を撮影する。
そんな「SORA-Q」による月面体験を家庭でも擬似体験できるように作られたのがスケールモデル「SORA-Q Flagship Model」だ。月に行く機体と同サイズ(直径約80mm)で、同じ変形、同じ動きを再現でき、さらに材質も実物と同じもの使用している(地上で何度も遊べるように細かいパーツは変更しているとのこと)。
モデルの操作は専用のアプリを通じて行う。車輪を交互に動かす「クロール走行」や、同時に動かす「バタフライ走行」のほか、左右の車輪を自分で操作することも可能。操作は少し難しいが、慣れれば自由に動かすことができそうだ。ちなみに室内で遊ぶことを想定しているため、砂場等で遊ぶのはおすすめされていない。
また、アプリを使用して本体のカメラを通じて写真撮影を行ったり、ARを利用したミッションを楽しんだりできる。撮影した画像やミッションの結果は“探査記録”としてアプリに蓄積され、ミッションをクリアするとJAXA所有の月の画像や“月や宇宙飛行士に関する知識”をゲットできる。野球ボールほどのサイズだが、これとほぼ同じものが月面で活躍して、自分の手元で動かせると考えるとワクワクする。
記者発表会には宇宙飛行士の野口聡一さんや、デザイナーの篠原ともえさんが登壇。野口さんは「今年は世界が月探査に向けて盛り上がる年。月面パイロットの気分で「SORA-Q Flagship Model」を隣の部屋から操作すると、実際の月面探査プロジェクトと同じ気持ちが味わえる」と話してくれた。
「SORA-Q Flagship Model」は通常盤とカラーリングの異なる「宇宙兄弟EDITION」(限定300個)の2種類。予約受付中。
※「星ナビ」2023年7月号で記事掲載の予定です。
《商品概要》
- ■ 商品名:
-
- 「SORA-Q FlagShip Model」「SORA-Q FlagShip Model -宇宙兄弟EDITION-」
- ■ サイズ:
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- 直径約80mm(変形前)
- ■ 発売予定日:
- 2023年9月2日(土)
- ■ 取扱:
-
- 全国のおもちゃ専門店、百貨店、タカラトミー公式ショッピングサイト「 タカラトミーモール」等
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