1. トップ
  2. 天文現象

2024年5月10日 水星が西方最大離角

このエントリーをはてなブックマークに追加
2024年5月10日、明け方の東の低空に見えている水星が太陽から最も離れて西方最大離角となる。

星図

明け方の東の低空に見えている水星が、5月10日に太陽から最も離れて西方最大離角となる。

日の出45分前の高度は約3度と非常に低く、金星のような目印になるような明るい天体が近くにないので、観察の難度は高めだ。方位と高度をよく確かめて、東の空が開けたところで双眼鏡で探してみよう。6日には細い月と並ぶ。

地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがないので、日の入り後の西の空か日の出前の東の空にしか見えない。今回のように太陽から西側に最も離れる「西方最大離角」のときには、日の出前の東の低空に見える。

2024年4～5月の見え方
2024年4～5月の、日の出45分前の水星の位置（場所の設定は東京）。日付横の括弧内は等級

〈関連リンク〉

関連記事