水星が東方最大離角

このエントリーをはてなブックマークに追加
夕方の西の空に見えている水星が、5月7日に東方最大離角となる。夕方に見える機会としては今年最も高くなる。双眼鏡で探してみよう。

星図

日没後の西の空低く見える水星が、5月7日に太陽からもっとも離れて東方最大離角となる。夕方に見える機会としては今年最も高くなる。1日ごろにはプレアデス星団と大接近しているので、西の空がひらけている場所があれば双眼鏡で探してみよう。

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽からもっとも東側に離れるときを「東方最大離角」と呼び、この日の前後は日没後に観測しやすい。反対に太陽から西側に離れる「西方最大離角」のときは、日の出前の東の空で観測しやすくなる。

関連リンク