水星が西方最大離角

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明け方の東の空に見えている水星が、6月25日に西方最大離角となる。かなり低いが双眼鏡で探してみよう。

星図

明け方の東の空に現われる水星が、6月25日に太陽から最も離れて西方最大離角となる。とはいえ、日の出45分前でも高度5度とかなり低い。東の空のひらけたところで双眼鏡で探してみよう。右下におうし座のアルデバランが接近しているのが見えるかもしれない。

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽から西側に最も離れるときを「西方最大離角」と呼び、この日の前後は日の出前に観測しやすい。反対に太陽から東側に離れる「東方最大離角」のときは、日没後の西の空で観測しやすくなる。

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