【レポート】第2回 天文講習会

このエントリーをはてなブックマークに追加
6月7日(日)に、アストロアーツと池袋コミュニティ・カレッジが共同開催した第2回目の天文講習会が開催されました。今回は「星空写真入門」と「はじめての天体画像処理 星野写真編」の2つの講習が行われました。

【2015年6月17日 アストロアーツ

■「星空写真入門」~ポータブル赤道儀を使って追尾撮影を学ぼう~

午前10時30分からの「星空写真入門」は、ポータブル赤道儀による追尾撮影を行ってみたい未経験の人や、追尾撮影を行った経験はあるもののうまく撮れないという人を対象にした講習で、第1回の講習会に引き続き、月刊『星ナビ』で「銀ノ星」を連載している写真家の飯島 裕氏が講師を担当しました。飯島氏は自ら全国各地で撮影した追尾撮影の写真をプロジェクターで紹介しながら、追尾撮影全般について約2時間解説しました。

「星空写真入門」講座の様子 「星空写真入門」講座の様子
クリックで画像拡大

教室の前には飯島氏が使っている各メーカーのポータブル赤道儀が並べられていましたが、プロが実際に使っている機材は関心が高く、講習会が終わった後も多くの受講者が展示されている機材に集まって撮影したり、飯島氏に質問したりする姿が見られました。

■「はじめての天体画像処理 星野写真編」~星野写真を美しく仕上げる画像処理を解説~

午後1時30分からの「天体画像処理入門」の講習も、第1回の講習会に引き続き、『星ナビ』で「星界一受けたい画像処理講座」や「すごい天体写真が撮りたい!」を連載した天文ライター・天体写真コンサルタントの古庄 歩氏が担当しました。今回の講習は、前半に第1回の講習会でも解説した“画像処理の基礎理論”についてもう一度おさらいをし、後半では「ステライメージ」で行き詰まっている人のために星野写真を素材にして、画像処理のポイントを解説するという構成でした。

「天体画像処理入門」講座の様子 「天体画像処理入門」講座の様子 クリックで画像拡大

画像処理に関しての関心は高く、ステライメージの実習スタイルの講習をのぞむ人も多いようです。なお受講者には、後日、講習会で使った資料や素材、ステライメージのワークフローファイルなどがダウンロードで配布されました。


第3回目の天文講習会は9月26日(土)に行う予定です。

関連記事