第9回「青春☆プラネタリウム」開催される
【2017年12月20日 アストロアーツ】
「青春☆プラネタリウム」は神奈川県内の高校の天文部、地球科学部等天文関連の活動を行っている生徒たちが、自ら考えたシナリオでプラネタリウム投影装置を操作し、一般来館者に向けてプラネタリウム番組を投影するもので、今回で9回目の開催となる。今年は横浜市立南高等学校 地学部が新規参加となり、全6校が投影を行った。五藤光学製のスーパーヘリオスのマニュアル操作と、ステラドームスクールのデジタルプラネタリウムプログラムを組み合わせて、番組を構成する。
各校の番組はドラマ仕立てやラジオ番組を模したもの、宇宙旅行を交えて星の一生を見せるものなど、それぞれ工夫にあふれ、「星を見る楽しさ」を伝えたいと思いが伝わるものとなっていた。夏からシナリオ作成や練習を始め、機械操作やポインター、解説、お客様の誘導などを生徒たちでそれぞれ分担し、30分の投影を行った。投影前はみな緊張に包まれていたが、投影終了後は半年の練習の成果を出し切ったといった感じで笑顔を見せていた。
このような活動を続けていくには、顧問の先生方と館のスタッフの密接な連携が不可欠となるが、生徒たちの充足度は高く、将来の天文学者やプラネタリウム解説者などが出てくるかもしれない。
- 横浜市立戸塚高等学校 天文部 「季節の12星座とふたごの妖精 ~星のカケラをさがして~」
- 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 天文部 「特別光速11:00 銀河鉄道9両編成12番線」
- 横浜市立南高等学校 地学部 「移りゆく星空 ☆瞬く星々の物語★」
- 横浜市立桜丘高等学校 天文部 「十二星座の軌跡」
- 神奈川県立横浜緑ケ丘高等学校 地学部 「星座占いをもっと楽しむために」
- 横浜市立みなと総合高等学校 地球科学部 「スターナビゲーション・ミナト ~星の世界へ~」
なお、東京都東大和市の郷土博物館プラネタリウムでも、12月27日(水)10時から中高生によるプラネタリウム発表会「ぼくらのプラネタリウム☆~中高生がやってみた~」が行われる。
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