星ナビ
2014年6月号

⭐ 主な内容

緊急特集「インフレーションは本当にあったのか」証拠となる重力波検出の発表

宇宙初期のインフレーション膨張が作った重力波が、宇宙背景放射の偏光として検出されたと発表された。この重大な可能性を秘めた発見の意味を、今まさに明らかにされつつある宇宙の歴史の壮大なシナリオに沿って、できるだけわかりやすく解説する。

ポータブル天体観測テント「どこでもドーム」TOMITA 星幕

天文ハウスTOMITAから、屋根が大きく丸く開いて中から星を見ることができるポータブル天体観測テント「星幕 -HOSHIMAKU-」が発売された。移動式天体観測ドームのように快適な星見環境を提供してくれる「星幕」の使用感を試してみた。

【新連載】天文学の20世紀 近代天文学の開拓者たち 第1回「ヘンリエッタ・リービット」

天文学発展の鍵となった特に重要な研究の中からいくつかをとりあげて、それを成し遂げた研究者の姿とともに紹介していく新連載スタート。第1回は、ケフェイド変光星を発見したアメリカの女性天文学者ヘンリエッタ・リービットです。

極大期に入った太陽を撮る 4「太陽面現象の詳細を写す(後編)」

いよいよダイナミックな太陽面現象の拡大撮影に挑戦しよう。今回は、迫力ある拡大画像を得るための望遠鏡周りの工夫や画像処理方法と、模様の変化をタイムラプス動画化するための方法などを解説していく。

今月の視天 新彗星から計算された「きりん座流星群」

2014年5月24日、まったく新しい流星群の出現が期待されている。研究者によっては大出現も予報されるこの新流星群の状況を詳しく解説する。

今月の視天 日本天文学会 2014年春季年会

3月19日から3月22日までの4日間、梅の花が咲き誇る国際基督教大学(東京都三鷹市)で日本天文学会春季年会が行われた。筆者の参加した各セッションのもようをお伝えしよう。

🌛 News Watch

  • 日本天文学会の新セッション “天文”は、人々の暮らしと共に
  • 「ドブソニアン望遠鏡」のドブソン氏、天文普及を推進した98年の生涯

🌠 コーナー連載

  • 天体写真の世界 宇宙は美しい 65「エータカリーナ星雲」
  • ビジュアル天体図鑑 No.113「尾を引く銀河 ESO 137-001」
  • KAGAYA通信 Vol.69「初めての写真展」
  • アクアマリンの誌上演奏会 Stage154「世界で聴けるミマスの星空トーク」
  • 天文学とプラネタリウム 第121回「対話型イベントはお金がかかる」
  • ブラック星博士のB級天文学研究室 2発目「火星でサバイバル??」
  • 三鷹の森 163「桜を見に行く」
  • 新天体発見情報 105
  • 金井三男のこだわり天文夜話 第百六十一話「学聖ニュートンの実像」
  • Observer's NAVI
  • ネットよ今夜もありがとう
  • 世界さすらい星歩き 17「米大陸天文スポット横断の旅」
  • やみくも天文同好会
  • 飲み星食い月す #166「頭上にも手の中にも星が輝くちいさなシアワセ」
  • 銀ノ星 四光子の記憶 133「シリウスが傾いて春」
  • 6月の星空
  • 6月の月と惑星の動き
  • 6月の天文現象カレンダー
  • 6月の注目天文現象
  • NEWS CLIP 天文界の最新ニュースを解説
  • 新着情報
  • 星ナビひろば 読者の投稿・会誌会報コーナー
  • ギャラリー 読者の写真・イラスト作品などを掲載
■
インフレーションによる重力波の偏光
(提供/The BICEP2 Collaboration)
■
天体観測用オープンテント
■
ヘンリエッタ・リービット
(イラスト/高部哲也)
■
ジョン・ドブソン氏追悼
(提供/Jorge Lavorerio)
■
明石でKAGAYA写真展