星ナビ
2014年7月号

⭐ 主な内容

終わらない物語 プラネタリウム番組「戦場に輝くベガ ―約束の星を見上げて―」

「戦場に輝くベガ ―約束の星を見上げて―」は、太平洋戦争中の航空機の天文航法をテーマにした山梨県立科学館のオリジナル番組。初回上映は2006年だが、今年完全リメイク版として生まれ変わったことを機に、番組が内包するさまざまな意味や側面について語る。

天体写真に活用できる機能満載 こだわり星撮りミラーレス「オリンパス OM-D E-M10」

オリンパスのEVF内蔵ミラーレスカメラOM-DシリーズにE-M10が加わった。「ライブBULB/TIME」や「ライブコンポジット(カメラ内比較明合成)」、「高感度ライブビュー」など星空撮影に適した機能を数多く搭載している。天体写真ファンにとって気になるその実力をレポート。

天文学の20世紀 近代天文学の開拓者たち 第2回「ヤン・オールト」

「オールトの雲」を提唱したことで知られるオランダの天文学者ヤン・ヘンドリック・オールトは、高速度星の研究から銀河系天体の回転定数を導いたり、電波天文学の発展に貢献し超新星残骸「かに星雲」の広がりについて研究したりと、さまざまな功績を残しています。その生涯と人柄を紹介しましょう。

極大期に入った太陽を知る 1「「ひので」といっしょに太陽を見よう」

太陽観測衛星「ひので」の様々な観測結果は、研究目的だけでなく、教育目的にも活用が奨励されている。「ひので」と中高生が同時に太陽を観測できる観測プログラム「ひので衛星といっしょに太陽を観測しよう」を解説する。

🌛 News Watch

  • 月虹に魅せられて―「夜」をテーマとした世界各地の写真
  • 「輝ける星と青春の日々」大学天文連盟、発足から50年

🌠 コーナー連載

  • 天体写真の世界 宇宙は美しい 66「へびつかい座の暗黒星雲」
  • ビジュアル天体図鑑 No.114「宇宙の終焉」
  • KAGAYA通信 Vol.70「3Dプリンターの導入」
  • アクアマリンの誌上演奏会 Stage155「すいきんちかもく どってんかい!」
  • 天文学とプラネタリウム 第122回「素直な目と素直な言葉」
  • ブラック星博士のB級天文学研究室 3発目「○○○○○博士が巨大化⁈」
  • 三鷹の森 164「桜を見に行く2」
  • 新天体発見情報 106
  • 金井三男のこだわり天文夜話 第百六十二話「大天文台と皆既日食」
  • Observer's NAVI
  • ネットよ今夜もありがとう
  • 世界さすらい星歩き 18「古代マヤ文明 謎の天文遺跡」
  • やみくも天文同好会
  • 飲み星食い月す #167「天の川の下で耳を澄ませば、微かに聞こえる汽笛の音」
  • 銀ノ星 四光子の記憶 134「天頂の銀河」
  • 7月の星空
  • 7月の月と惑星の動き
  • 7月の天文現象カレンダー
  • 7月の注目天文現象
  • NEWS CLIP 天文界の最新ニュースを解説
  • 新着情報
  • 星ナビひろば 読者の投稿・会誌会報コーナー
  • ギャラリー 読者の写真・イラスト作品などを掲載

☔ お詫びと訂正

p28、30 終わらない物語 プラネタリウム番組「戦場に輝くベガ -約束の星を見上げて-」

p28「写真10」のキャプションに誤りがありました。

誤:「高度方位暦」を計算していた立教高等女学校の生徒たち(立教女学院提供)。

正:1944年(昭和19年)秋、立教高等女学校の校舎を背にした海軍水路部職員たち(星の友会提供)。

p30の本文、および写真10・11のキャプションの解説に誤りがありました。

正:文中で「末 利光さん」「末さん」とあるのは、「杉原五十子さん」「杉原さん」の誤りでした。
※杉原五十子さんからそのご両親の出征に関する話を聞き、その逸話をプラネタリウム番組制作者に紹介したのが末 利光さんであるとのことです。

関係者の皆さま、ご遺族の皆さま、読者の皆さまにお詫びし、訂正いたします。

p53 パオナビ「七夕イベント」

板橋区立教育科学館のイベントの日付に誤りがありました。

誤:プラネタリウム de おはなし会「たなばたバス」 ■6月10日(火)

正:プラネタリウム de おはなし会「たなばたバス」 ■7月5日(土)、6日(日)

板橋区立教育科学館関係者の皆さま、読者の皆さまにお詫びし、訂正いたします。

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星を測って位置を割り出す「天文航法」
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星撮りに便利なミラーレス
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「オールトの雲」を提唱
(イラスト/高部哲也)
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「ひので」と一緒に太陽観測
(提供/JAXA、池下章裕)
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「大学天文連盟」発足から50年