星ナビ
2025年4月号

2025年3月5日（水）発売

⭐ 主な内容

消失のシーズン到来　土星の環が消える解説／早水勉: 2025年は16年ぶりに土星の環が見えなくなる「土星の環消失」シーズンだ。環が見えなくなる理由や観望のポイント、シミュレーション方法などをまとめた。
地球がまとう眩いベール　オーロラの謎解説／細川敬祐・片岡龍峰: 2024年の春と夏、日本国内で「低緯度オーロラ」が観測され話題になった。なぜオーロラには様々な色があるのか、昨年観測された低緯度オーロラはなぜ起こったのかなど、オーロラ研究者が解説する。
連載小説「オリオンと猫野尻抱影と大佛次郎物語」　第2回「三つ星のころ」作／瀬名秀明: 小説家・瀬名秀明さんによる連載小説の第2回。大佛次郎記念館に勤める主人公は、野尻抱影と大佛次郎兄弟の生まれた土地を見に出かける。
予言から発見、直接撮像までの半世紀「銀河中心に渦巻く巨大質量ブラックホール」解説／中井直正: 1960年代にクエーサーが発見されてから約50年。ブラックホール研究の第一線で活躍してきた著者が、観測の歴史を自身の体験とともに振り返る。
エーゲ海の風　第32回（最終回）「今なお吹き続ける新しい風」水先案内人／早水勉: プラネタリウムに登場するギリシア神話を文献をもとに紐解いていくコーナー。最終回は、今もなお変わり続ける研究分野・古代ギリシアの歴史を紹介していく。
ほのかな天体の輝きを引き出す「ステライメージ10」3月発売紹介／上山治貴: 天体画像処理ソフト「ステライメージ」が4年ぶりにバージョンアップし3月25日に発売予定だ。画像処理に活躍する新機能をまとめて紹介する。
約束のスピカ食　青春小説「君と、あの星空をもう一度」紹介／五十嵐美怜: 2024年7月に発売された小説『君と、あの星空をもう一度』には、スピカ食が重要なキーワードとして登場する。作者の五十嵐美怜さんに、ご自身の天文体験や、「スピカ食×青春」な小説が生まれたきっかけ、作品を通して伝えたかったことなどを伺った。

🌛 News Watch

ハワイ・マウナケア山に2台目　西向き星空ライブカメラ設置田中壱

🌠 コーナー連載

由女のゆるゆる星空レポ星の召すまま第125回「宇宙バトルゲームで天文教育」
最新宇宙像 File016「M104 ソンブレロ銀河」沼澤茂美＋脇屋奈々代
月刊ほんナビ「ドラマチックな夜空に出会う」原智子
三鷹の森 292「新しいことへの挑戦」渡部潤一
アクアマリンの誌上演奏会 Stage284「豪華な星空に癒やされる」ミマス
ブラック星博士のB級天文学研究室 132発目「プラネタリウムめぐりは止まりませんだい！」
天文台マダムがゆくその115「星々と共鳴する極上の音楽　～上の宇宙（うわのそら）クインテット～国立天文台を応援しよう～100周年を祝うチャリティーイベントを開催～」梅本真由美
天文学とプラネタリウム第251回「されど天界は変わらず」高梨直紘＆平松正顕
Observer's NAVI 変光星「食が始まった？いっかくじゅう座U星」高橋進
Observer's NAVI 新天体・太陽系小天体「櫻井氏、板垣氏が、いて座に新星を発見」吉本勝己
飲み星食い月す #297「星形グミたち集合！あの博士に似ている星も」
やみくも天文同好会藤井龍二
KAGAYA通信 Vol.199「夜明けのムーンピラー」
銀ノ星四光子の記憶 263「東京になった山」飯島裕