NASA、2003年の火星探査機に着陸機ミッションを採択

【2000年8月3日 NASA RELEASE: 00-119 (2000/7/27)

NASAは、2003年の火星探査機を着陸機とし、もう一つの候補であった周回探査機は見送ることを決定した。この着陸機は、有名な1997年の「マーズ・パスファインダー」と同様、エアバッグによる着陸後、ローバー(自走型探査機)を展開するもの。2004年2月の火星着陸を目指す。

搭載されるローバーは、パスファインダーのローバー「ソジャーナ」よりもずっと大型のもので、液体の水の捜索や火星地表の地質の分析のための観測装置を持つ。火星の1日(約24時間37分)当たり100mを走行し、少なくとも3か月間、探査を続ける。

NASAではさらに、2機の同型の着陸機を打ち上げることも検討している。もし2機になった場合、火星の別々の地点に送り込まれることになる。

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