29日の午後、細い月に金星がかくされる金星食
【2003年5月28日 アストロアーツ】
明日5月29日(木)の14時ごろから、金星が月齢27.7の細い月にかくされる現象が見られる。日本で金星食が見られるのは1989年12月2日以来で実に13年半ぶりのできごとだ。金星は月の明縁から潜入し、約1時間後に月の暗縁から出現する。
金星の潜入や出現の位置、それぞれの時刻は、観測地によって大きく異なる。「【特集】2003.05.29 金星食」のページを参照にして、ご自分のところでは何時ごろ、どのように見えるのかを確認してほしい。観測には双眼鏡や望遠鏡が必要だ。近くに太陽があるので、じゅうぶんに注意していただきたい。
また、当日はインターネットによるライブ中継も行なわれる予定である。それぞれの中継を見比べれば、場所によって現象の見え方が違うのが一目でわかるだろう。
<ライブ中継を行なう主なサイト>
- 名寄市立木原天文台(北海道)
- かわべ天文公園(和歌山)
- 星の子館(兵庫)
- 西はりま天文台公園(兵庫)
- 美星天文台(岡山)
- 島根県立三瓶自然館サヒメル(島根)
- 那賀川町科学センター(徳島)