2機のスペースシャトル、同時にスタンバイ

【2008年9月24日 NASA

NASAは、2機のスペースシャトルが仲良くいっしょに収まった画像を公開した。10月10日に打ち上げが予定されている「アトランティス号」と、その救援機として準備された「エンデバー号」である。2機のスペースシャトルが射点にそろうのは2001年以来、7年ぶり。


(アトランティス号とエンデバー号の画像)

アトランティス号(左手前)とエンデバー号(右奥)。クリックで拡大(提供: NASA/Troy Cryder)

NASAのケネディ宇宙センター(KSC)は、2機のスペースシャトルの打ち上げ準備を進めている。画像の手前に見える39A発射台には「アトランティス号」が、奥の39B発射台には「エンデバー号」が控えている。

アトランティス号は、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の改修ミッション(STS-125)の乗組員を乗せ、10月10日に打ち上げられる。

一方のエンデバー号は、アトランティス号に万が一の事態が発生し、乗組員の避難が必要となった場合、救助に向かう。

HSTの軌道上にいるアトランティス号から、国際宇宙ステーション(ISS)に移動する手段はない。そのため、何らかのトラブルが起きた場合、乗組員はそのままアトランティス号に数日間留まり、救助にやってくるエンデバー号で帰還することになる。