アトランティス号、無事地球に帰還
【2009年5月26日 NASA News (1) / (2) / (3) / (4) / (5)】
米国中部夏時間5月24日、ハッブル宇宙望遠鏡の修理を果たした宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル「アトランティス号」(STS-125)が、2回の延期の末に無事帰還した。
当初アトランティス号は、米国東部夏時間(以下同様)22日に米・フロリダ州のケネディ宇宙センターへ着陸する予定だった。しかし、同センター周辺の天気が思わしくなかったため、22日に続いて翌23日にも着陸が延期された。
続いて着陸に臨んだ24日、着陸地が米・カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地に変更されて、同日10時39分(日本時間25日0時39分)に無事帰還となった。
NASAの科学ミッション局副長官Ed Weiler氏は「無事、宇宙飛行士たちが地上に戻りました。これで、ミッションが完璧な成功を収めたことを宣言できます」とコメントした。
また、スペースシャトル打ち上げ担当部長Mike Leinbach氏は、STS-125ミッションの乗組員の帰還を祝うとともに、不測の事態に備えて地上で待機していたエンデバー号の乗組員にも賞賛を送った。
次に打ち上げられるスペースシャトル「エンデバー号」(2J/A(STS-127))は、「きぼう」日本実験棟を届ける最後のミッションとして、「きぼう」船外実験プラットフォームと船外パレットをISSへ届ける任務を担う。
エンデバー号の打ち上げ目標日時は、6月13日午前7時19分(日本時間午後8時19分)に設定されている。なお、ISSに長期滞在中の日本人宇宙飛行士 若田光一さんは、このエンデバー号でほか6名の乗組員とともに帰還する。