ハッブルの新カメラ、取り付け完了
【2009年5月15日 NASA News (1) / (2) / (3)】
ハッブル宇宙望遠鏡の修復ミッション(STS-125)で、米国東部夏時間(以下同様)14日(日本時間15日)に、1回目の船外活動が行われた。広視野/惑星カメラ3(WFPC3)が取り付けられ、科学データを送信するシステムの交換も完了した。
5月13日12時14分(日本時間14日午前1時14分)、スペースシャトル「アトランティス号」のロボットアームがハッブル宇宙望遠鏡(HST)をつかみ、アトランティス号の貨物室に固定した。
翌14日、ミッションスペシャリストのJohn GrunsfeldとDrew Feustel両宇宙飛行士が、広視野/惑星カメラ2(WFPC2)を取り外し、広視野/惑星カメラ3(WFPC3)を取り付けた。また、2008年10月に故障した、科学データを送信するシステムも取り替えた。
これらの作業が行われた1回目の船外活動は7時間20分にわたり、同日午後4時12分(日本時間15日午前8時12分)無事終了した。
なお、STS-125では、全部で5回の船外活動が予定されており、次の船外活動は15日午前8時16分(日本時間午後9時16分)に始まる。