ステラナビゲータ Ver.9のVer.9.0cへのアップデータを公開
【2010年12月1日 アストロアーツ】
天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ Ver.9」の、Ver.9.0cへのアップデータを無償公開しました。
今回のアップデータは、現在販売中の「ステラナビゲータ Ver.9.0」の不具合修正や機能の追加を行うものです。
Ver.9.0cアップデータには、望遠鏡制御に関する機能追加のほか多くの不具合修正が含まれていますので、お使いのみなさまにアップデートをお勧めします。
ステラナビゲータ Ver.9用「9.0・9.0cアップデータ」のダウンロードは「ステラナビゲータ Ver.9 アップデータ」のページより行ってください。また、ステラナビゲータの[ヘルプ]メニューから「ステラナビゲータの更新確認」を実行すると、バージョンのチェックとアップデータのダウンロードができます。
製品の不具合によりユーザの皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。
《改良点・追加機能》
- タカハシ Temma2Mの前回位置復帰・格納機能に対応
- タカハシ JPシリーズ用の新極軸望遠鏡パターンを追加
- ビクセン STAR BOOK TENの望遠鏡制御に対応
- 昭文社「スーパーマップル・デジタル」の地図表示を高速化
《おもな修正内容》
- [前回終了時の設定で起動]の設定で再起動すると地平線が水平になる
- 内部時計リアルタイムアニメーションの状態で再起動すると、星図の限界等級が正しくない
- 太陽系フライトで土星の環が常に衛星より手前に描画される
- 「スーパーマップル・デジタル」ダイアログの地名検索が動作しない
- 天体事典を画面内で開いてから閉じると視野範囲の値が変わる
- 望遠鏡の使用中にお気に入りを実行できない
- 小惑星のデータ更新でステラナビゲータがハングアップすることがある
- 星空自動解説の BGM の音量が急に上がる
- 望遠鏡接続を切断できないことがある
- ビクセン STAR BOOK / STAR BOOK Type-Sで導入の停止ボタンが効かない
(修正内容の一覧は、「ステラナビゲータ Ver.9 アップデータ」のページより「リリースノート(修正機能一覧)」をご参照ください。)
《星図が正しく描画されない場合の対応について》
ステラナビゲータ Ver.9ではグラフィック処理が大きく変わったため、従来ステラナビゲータが動いていたパソコンであっても、Ver.9の動作条件を満たさない場合があります。
このようなパソコンでは以下のような問題が起きることがあります。
- 星図画面が真っ黒になる
- 恒星の周りに黒い縁が出る
- 他のウィンドウの中にステラナビゲータの画面が表示されることがある
- 光跡残しのように表示物が消えずに残る
- 印刷や画像として保存、クリップボードへの画面コピーができない
アップデータをインストールすると、[設定]メニューの「環境設定」ダイアログに[DirectXモードで動作]というチェックボックスが追加されます。
お使いのパソコンで上記のような問題が起きる場合には、このチェックボックスをオフにすることでVer.8以前と互換の描画方式に切り替わりますので、こちらの設定をお試しください。
詳しくは以下のページをご参照ください。