ステラナビゲータ・エクリプスナビゲータ用
5月21日金環日食の最新データをリリース

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【2012年3月23日 アストロアーツ】

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.9」と日食シミュレーションソフト「エクリプスナビゲータ Ver.2」で、今年5月21日に見られる金環日食を国立天文台の計算に基いて再現するための日食要素を無償公開しました。


(ステラナビゲータ Ver.9による金環日食のシミュレーション)

ステラナビゲータ Ver.9による金環日食のシミュレーション(場所:東京)。天体情報パレットに経過時刻と継続時間を表示(枠で示した部分)。クリックで拡大

(エクリプスナビゲータ Ver.2による金環日食のシミュレーション)

エクリプスナビゲータ Ver.2による金環日食のシミュレーション(場所:東京)。時刻表ウィンドウに経過時刻と継続時間を表示(枠で示した部分)。クリックで拡大

5月21日の金環日食は、日本国内では25年ぶりという珍しい天体現象で、国立天文台より各地で見られる時刻と食分(欠け具合)の予報が公表されています。今回のデータ更新は、国立天文台の計算に基づく「ベッセル要素」を反映したもので、「エクリプスナビゲータ2012」に含まれる要素と同じデータです。これにより日食の経過時刻やシミュレーションのようすが国立天文台の予報と一致するようになります。

「ステラナビゲータ Ver.9」と「エクリプスナビゲータ Ver.2」は、地図のクリックや一覧からの選択で観測地を変更できますので、観測候補地でのシミュレーションを行って、金環食が見られる時間や太陽の高度などを簡単に調べられます。また、「ステラナビゲータ Ver.9」は「標準」スタイルで地上から見た日食を再現して、「太陽系フライト」スタイルに切り替えると金環食の擬本影が移動するようすがわかります。「エクリプスナビゲータ Ver.2」は、6つのウィンドウを使って日食の進行を総合的に把握することができます。

以下の手順でデータの更新を行ってください。データ更新の方法などに関してご不明な点は、製品サポート お問い合わせフォームよりご連絡ください。


《ステラナビゲータ Ver.9をお使いの方》

(ステラナビゲータ Ver.9の「データ更新」ダイアログ)

ステラナビゲータ Ver.9の「データ更新」ダイアログ。彗星、超新星などの新天体や人工衛星の更新もサポート。クリックで拡大

  1. データ更新の前に、ステラナビゲータ Ver.9用「9.1bアップデータ」を「ステラナビゲータ Ver.9 アップデータ」のページからダウンロードして、アップデートを行ってください。
    ※お使いのバージョンは、「ヘルプ」メニューから「ステラナビゲータについて」を選択すると確認できます。
  2. 「ツール」メニューより「データ更新」を選択してください。
    ※ファイルを使用する場合は、ステラナビゲータ Ver.9のダウンロードページから「軌道要素更新データ(sn9newdata.zip)」をダウンロードしてください(手順はヘルプを参照)。
  3. 「データ更新」ダイアログの「日食要素」をチェックして更新を行ってください。
  4. 「データ更新」ダイアログを閉じると、シミュレーション結果に反映されます。

《エクリプスナビゲータ Ver.2をお使いの方》

(エクリプスナビゲータ Ver.2の「データ更新」ダイアログ)

エクリプスナビゲータ Ver.2の「データ更新」ダイアログ。過去の日食データも更新可能。クリックで拡大

  1. データ更新の前に、エクリプスナビゲータ Ver.2用「2.0cアップデータ」を「エクリプスナビゲータ Ver.2 アップデータ」のページからダウンロードして、アップデートを行ってください。
    ※お使いのバージョンは、「ヘルプ」メニューから「エクリプスナビゲータについて」を選択すると確認できます。
  2. 「設定」メニューより「データ更新」を選択してください。
    ※ファイルを使用する場合は、エクリプスナビゲータ Ver.2のサポートページから「日食要素更新データ(en2newdata.zip)」をダウンロードしてください(手順はヘルプを参照)。
  3. 「データ更新」ダイアログの「2012年05月20日 中国・日本・北太平洋・アメリカ金環日食」をチェックして更新を行ってください。
    ※日食の時刻を世界時(UT)で扱っているため、日付の表示上で日本時(JST)とは1日の差が生じます。
  4. 「日食要素」メニューから「2012年05月20日 中国・日本・北太平洋・アメリカ金環日食」を選択すると、シミュレーション結果に反映されます。